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マクラーレンの2台失格が確定。スキッド摩耗で情状酌量は認められず。フェルスタッペンが選手権首位に大きく近づく

2025年11月23日

 マクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリが、技術規則違反により、F1第22戦ラスベガスGPの決勝リザルトから除外されることが正式に発表された。マシン底面のリヤ側のスキッドブロックが過度に摩耗し、厚さが規定されている最小値9mmを下回っていた。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第22戦ラスベガスGP ランド・ノリス(マクラーレン)

 ラスベガスでノリスは2位、ピアストリは4位でフィニッシュしていたが、この順位がはく奪された。ふたりがリザルトから除外され、その他のドライバーたちが繰り上げられる。


 FIAは「今回の違反は故意ではない」と表明している。マクラーレンは違反が起きた原因として、今回のレースで通常より大きな予期せぬポーパシング現象が発生していたこと、初日の天候によりテストの機会が限られ、加えてプラクティスが短縮されたことなど、情状酌量の余地があると主張した。また、2025年における同規則違反の事例と比べても、違反の程度が小さいと主張した。


 しかしFIAは、規則上も、また前例上も通常のペナルティ(すなわち失格)以外を科す規定は存在しないと述べた。チームはフロアが偶発的な損傷を受け、その結果として位置が変動し、追加の摩耗につながった可能性があると主張したが、スチュワードはこれをペナルティ軽減の根拠として十分とは認めなかった。

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2025年F1第22戦ラスベガスGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 マクラーレンはすでに2025年コンストラクターズタイトルは獲得済みだが、ドライバーズ選手権を、ノリス、ピアストリ、フェルスタッペンが争っている状況だ。ランキング3位のフェルスタッペンは、ラスベガスで優勝したものの、2位でフィニッシュしたポイントリーダーのノリスとの差は42点あり、残り2戦で上回るのは難しいとみられた。


 ところが、マクラーレンのふたりがノーポイントとなったことで、フェルスタッペンとピアストリは同ポイントとなり、ノリスとフェルスタッペンのポイント差は24ポイントに縮まった。これはスプリントを含む残り2戦で逆転可能なギャップといえるだろう。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第22戦ラスベガスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


(autosport web)


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ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位ランド・ノリス390
2位オスカー・ピアストリ366
3位マックス・フェルスタッペン366
4位ジョージ・ラッセル294
5位シャルル・ルクレール226
6位ルイス・ハミルトン152
7位アンドレア・キミ・アントネッリ137
8位アレクサンダー・アルボン73
9位アイザック・ハジャー51
10位ニコ・ヒュルケンベルグ49

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム756
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム431
3位オラクル・レッドブル・レーシング391
4位スクーデリア・フェラーリHP378
5位ウイリアムズ・レーシング121
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム90
7位マネーグラム・ハースF1チーム73
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム72
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー68
10位BWTアルピーヌF1チーム22

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