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レッドブル2台がQ1敗退の波乱。絶好調ノリスが今季6回目のPP獲得【予選レポート/F1サンパウロGP】

2025年11月9日

 11月9日、2025年F1第21戦サンパウロGPの予選が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が今季6回目/通算15回目のポールポジションを獲得した。


 2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は19番手となった。


 第21戦の舞台はブラジルのインテルラゴス・サーキット。濡れた路面の影響で大荒れとなったスプリント終了から約3時間後、気温26度、路面温度43度、湿度56パーセント、乾いた路面状況で予選Q1は開始された。

■Q1:レッドブル2台がQ1敗退の波乱

 18分間のQ1開始から5分が過ぎたタイミングで、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が1分10秒233をマークし暫定首位におどり出る。


 角田の最初のアタックは1分11秒651で暫定17番手。チームメイトのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から0.970秒遅れ、暫定首位ハミルトンから1.418秒遅れと伸びない。


 セッション残り10分を切ると、路面にラバーが乗ったこともあり各車続々と自己ベストを更新。そんななか、オリバー・ベアマン(ハース)が1分9秒891をマークして暫定首位につける。


 角田は2度目のアタックで1分11秒012を記録するもコース上最下位となる暫定19番手。また、フェルスタッペンもタイヤを替えて2回目のアタックを行うがセクター2でミスもあり自己ベストを更新できず暫定16番手と、レッドブル勢は揃ってQ1敗退の危機が迫る状況でセッション終盤を迎えた。


 各車Q1最後のアタックに臨むなか、ノリスが1分9秒656を叩き出してQ1をトップで終えた。Q1の2番手にはピエール・ガスリー(アルピーヌ)、3番手にベアマンが続いた。


 最後のアタックにかけたフェルスタッペンのタイムはノリスから0.747秒遅れの1分10秒403の16番手。角田も最後のアタックで自己ベストを更新するが、ノリスから1.055秒遅れ、フェルスタッペンから0.308秒遅れの1分10秒711となり19番手のままQ1を終え、レッドブルは揃ってQ1敗退となった。


 Q1敗退の5台は16番手フェルスタッペン、17番手エステバン・オコン(ハース)、18番手フランコ・コラピント(アルピーヌ)、19番手角田、そして初の地元戦を迎えたガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)は、スプリントの大クラッシュからマシン修復が間に合わず、予選出走が叶わずに終わった。

2025年F1第21戦サンパウロGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2025年F1第21戦サンパウロGP 角田裕毅(レッドブル)

■Q2:ハースのベアマンが2番手通過。フェラーリのハミルトンが敗退

 15分間のQ2最初のアタックで暫定首位につけたのは1分9秒755を叩き出したベアマンだった。また0.019秒差の暫定2番手にアントネッリが続き、若手ふたりが印象的な走りを見せつける。


 ただQ2終盤、スプリントをポール・トゥ・ウインで制したノリスが1分9秒616をマークし、ベアマンを0.139秒上回りQ2をトップで終えた。なお、ベアマンは2度目のアタックには入らず2番手。3番手にアントネッリが続いた。


 以下、4番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、5番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、6番手ガスリー、7番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)、8番手リアム・ローソン(レーシングブルズ)、9番手アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)までがQ3進出を決めた。


 Q2敗退の5台は11番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、12番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、13番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、14番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、15番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)となった。

2025年F1第21戦サンパウロGP オリバー・ベアマン(ハース)
2025年F1第21戦サンパウロGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

■Q3:ノリスが今季6回目/通算15回目のポールポジション獲得

 ポールポジションを決める12分間のQ3。セッション前半、ガスリー、ローソン、ハジャー、ヒュルケンベルグの4台はユーズドタイヤでコースイン。


 Q3最初のアタックを終えたところで1分9秒897を記録したピアストリが暫定首位につけ、暫定2番手にルクレール、暫定3番手にベアマンが続く。そんななか、Q2最速のノリスはターン1でミスがあり、ユーズドタイヤ勢にも届かず暫定10番手と沈む。


 Q3終盤、ベアマンはミニセクターで全体ベストを更新する箇所もあったが、自己ベストを更新することは叶わず。そんななか、ミスが許されない状況でノリスが1分9秒511を叩き出し、今季6回目/通算15回目のポールポジションを獲得した。


 0.174秒差の2番手にアントネッリ、0.294秒差の3番手にルクレールが続いた。以下、4番手ピアストリ、5番手ハジャー、6番手ラッセル、7番手ローソン、8番手ベアマン、9番手ガスリー、10番手ヒュルケンベルグとなった。


 2025年F1第21戦サンパウロGP、71周の決勝レースは日本時間10日2時(現地時間9日14時)にスタートが切られる予定だ。

2025年F1第21戦サンパウロGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第21戦サンパウロGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第21戦サンパウロGP ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第21戦サンパウロGP アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)


(Text:autosport web)


レース

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スプリント予選 結果 / レポート
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予選 結果 / レポート
11/9(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位ランド・ノリス357
2位オスカー・ピアストリ356
3位マックス・フェルスタッペン321
4位ジョージ・ラッセル258
5位シャルル・ルクレール210
6位ルイス・ハミルトン146
7位アンドレア・キミ・アントネッリ97
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※メキシコシティGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム713
2位スクーデリア・フェラーリHP356
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム355
4位オラクル・レッドブル・レーシング346
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位マネーグラム・ハースF1チーム62
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー60
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
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