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角田車にも最新版フロントウイングを投入へ「コンマ3秒以上接近しても不思議ではない」とチームも期待/F1 Topic

2025年10月24日

 2025年F1第20戦メキシコシティGP前日の木曜日、レッドブルのチーム関係者の話から、メキシコシティGPの週末に角田裕毅のマシンに搭載されるフロントウイングがチームメイトのマックス・フェルスタッペンと同じスペックの最新仕様となることがわかった。


 これまで角田が使用してきたフロントウイングは、角田曰く「3ジェネレーション古い」スペックだった。シンガポールGPからフェルスタッペンが使用しているのが最新スペックで、オランダGPでふたりが使用したのが1ジェネレーション古いスペック。ハンガリーGPのフリー走行1回目のみフェルスタッペンが使用して、その後お蔵入りとなったのが2ジェネレーション古いスペックで、3ジェネレーション古いスペックはイギリスGPで使用していたものだった。

F1 Topic
アメリカGPまで角田が使用してきたイギリスGPスペックのフロントウイング
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フェルスタッペンがシンガポールGPから使用している最新スペックのフロントウイング

 アメリカGPでフェルスタッペンが使用した最新スペックは、アッパーフラップの形状とアッパーフラップとノーズ側の接合部分の形状がフィン状になっているのが特徴的な違いだが、それよりもパフォーマンス的に異なるだろうと思われるのが、メインフラップのデザイン。古いタイプは地面に対してほぼ水平なのに対して、最新スペックは両側へ向かって垂れ下がっている。


 当初はアメリカGPのスプリント後に角田にも最新スペックが投入されるのではないかと思われていた。ベルギーGPでもスプリント後にフェルスタッペンと同様の最新のフロアに変更されていたからだ。フロントウイングは地上との距離でそのパフォーマンスが大きく変わると言われている。おそらく、最新スペックを装着したフェルスタッペンのマシンは車高が角田と異なるセットアップになっていると考えられ、それがアメリカGPのスプリント後にフロントウイングを変更できなかった理由ではないかと考えられる。

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2025年F1第19戦アメリカGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のRB21

 今回、メキシコシティGPに投入された理由は「市街地コースでもなく、マックスのスペアは十分足りていることと、メキシコシティGPがスプリントでもないため、しっかりとセットアップする時間があるから」(チーム関係者)だと言う。


 これにより、角田はメキシコシティGPでフェルスタッペンとほぼ同一のスペックのマシンを走らせることになる。チームとしてはどれくらいのタイムを想定しているのだろうか。あるエンジニアは次のように角田に期待を寄せる。


「最大でもコンマ3秒。それより接近しても不思議はない」


 角田のメキシコシティGPは、フリー走行1回目から目が離せないようだ。



(Text : Masahiro Owari)


レース

10/25(土) フリー走行1回目 3:30〜4:30
フリー走行2回目 7:00〜8:30
10/26(日) フリー走行3回目 2:30〜3:30
予選 6:00〜
10/27(月) 決勝 5:00〜


ドライバーズランキング

※アメリカGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ346
2位ランド・ノリス332
3位マックス・フェルスタッペン306
4位ジョージ・ラッセル252
5位シャルル・ルクレール192
6位ルイス・ハミルトン142
7位アンドレア・キミ・アントネッリ89
8位アレクサンダー・アルボン73
9位ニコ・ヒュルケンベルグ41
10位アイザック・ハジャー39

チームランキング

※アメリカGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム678
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム341
3位スクーデリア・フェラーリHP334
4位オラクル・レッドブル・レーシング331
5位ウイリアムズ・レーシング111
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム69
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー59
9位マネーグラム・ハースF1チーム48
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
第22戦ラスベガスGP 11/22
第23戦カタールGP 11/30
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