最新記事
- 新人アントネッリに求めるのは「今季すべてを...
- ノリスへの処分の詳細は「答えられない」とマ...
- 勢いに乗るフェルスタッペンは33ポイント獲得...
- 「これが精一杯」「滑るようになった」後半戦...
- 4連敗のマクラーレン。フェルスタッペンを脅...
- 「2ストライクだ」「ターン13に気をつけて」...
- F1メキシコGPのFP1に9人のルーキーが登場。岩...
- 2025年F1第20戦メキシコシティGP TV放送&タ...
- 【F1第19戦ベスト5ドライバー】チームの期待...
- チームオーダーに背いてガスリーを追い越した...
- グラウンドエフェクトが生む“闇”。伊仏両紙が...
- ハミルトンを襲った突然の失速。選手権2位を...
新人アントネッリに求めるのは「今季すべてを学習に充てること」代表は来年に繋がる取り組みを指示【ルーキー・フォーカス】
2025年10月23日
2025年F1第19戦アメリカGPが開幕する直前の10月15日、メルセデスが2026年のドライバーラインアップを発表。来季も今季と同じく、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリのコンビで戦うこととなった。
開幕戦から入賞を果たし、第10戦カナダGPでは初表彰台も経験したアントネッリだが、中盤以降は浮き沈みの多いレースが続いた。トト・ウォルフ代表は中盤戦以降のアントネッリを、どのように見ているのだろうか。
「トップチームに突然加入し、チームメイトが優勝を争い、チャンピオンシップ上位を争っている状況では、ルーキーに非常に大きなプレッシャーがかかることは容易に想像できる。さらに彼がイタリア人であること、そしてイタリアが長年競争力のあるドライバーを輩出できていなかったことも影響していると思う」
「だから、私が彼に求めていることは、今シーズンはすべてを学習にあてなさいということだ。しかも、残りのレースは彼にとって未知のサーキットだ。オースティンもそのひとつ。素晴らしい結果が出ることもあれば、難しいセッションや週末もあるだろう。だが来季の開幕と共にすべてはリセットされる。彼はサーキットを経験している。マシンはどのドライバーにとっても新しいものとなる。これは大きな要素だ。他のドライバーたちは、しばらくの間このマシンに慣れているからね。また、メディアや関係者からのプレッシャーにどう対処すべきか、彼は学んできたはず。今年学んだことを来年実現することが、我々のロードマップだ」

なお、ルーキードライバーが前年度のコンストラクターズ選手権4位以上のトップチームからデビューするのは2007年のルイス・ハミルトン(当時マクラーレン)以来で、そのチームで翌年の契約を更新するのも、またハミルトン以来となった。
契約更新後、初グランプリとなったアメリカGPは、アントネッリにとって悲喜こもごもの週末となった。1回60分のセッションだけで臨んだスプリント予選はQ2で敗退。それでも、ほかのルーキーたちもみんな、走り慣れていないコースに手間取っており、アントネッリはそのなかで最上位の11番手を獲得した。
スプリントではスタート直後の1コーナーで発生したアクシデントをうまく潜り抜けて8位でフィニッシュ。日曜日のレースに向けたタイヤのロングランデータをしっかりと持ち帰るとともに、コースをしっかりと習熟していた。
その結果、予選ではQ3に進出し、7番手を獲得。レースでも7番手をキープし、順調に走行していた。

しかし、6周目にカルロス・サインツ(ウイリアムズ)に追突されて、コースアウト。テクニカルディレクターのジェームス・アリソンによれば、その事故によってアントネッリのマシンは「サスペンションに取り付けられたセンサーがかなりの値を示すほど大きな衝撃を受けていた」と言う。

「サスペンション自体にダメージがないことが確認されたため、レースを続行させた」と言うアリソンだが、このときチーム側が最も懸念していたことは、リヤウイングのダメージが確認できなかったことだった。そのため、バーチャル・セーフティカー(VSC)が解除されて、レースが再開された後の1、2周は緊張感に包まれていたという。
そのような状態のなかで、メルセデスのマシンをチェッカーフラッグまで持ち帰ったアントネッリ。13位に終わり、自身初となる4戦連続入賞はならなかったが、スプリント・フォーマットをしっかりと走り切った経験は2026年に向けて、貴重な財産となったことだろう。
(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
10/25(土) | フリー走行1回目 | 3:30〜4:30 |
フリー走行2回目 | 7:00〜8:30 | |
10/26(日) | フリー走行3回目 | 2:30〜3:30 |
予選 | 6:00〜 | |
10/27(月) | 決勝 | 5:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 346 |
2位 | ランド・ノリス | 332 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 306 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
10位 | アイザック・ハジャー | 39 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 678 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 341 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 334 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 331 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 59 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 48 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
第23戦 | カタールGP | 11/30 |

