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元F1ドライバーのニコラス・ラティフィが近況を報告。ロンドン・ビジネス・スクールを修了しMBAを取得

2025年10月16日

 元F1ドライバーのニコラス・ラティフィは、ソーシャルメディアで現状を報告し、そのなかでロンドン・ビジネス・スクール(LBS)に通いMBA(経営学修士の学位)を取得したことを明らかにした。


 2020年から2022年にかけてウイリアムズからレースに出場したラティフィは、3年間で9ポイントを獲得。最高位は2021年のハンガリーGPでの7位だった。ラティフィは2022年シーズンを最後にF1を離れ、モータースポーツに完全に背を向けていた。

 ラティフィのF1でのパフォーマンスは、決して突出したものではなかった。ふたりの富豪の息子であるラティフィは、高く評価されているジョージ・ラッセルとアレクサンダー・アルボンと比べると、ウイリアムズでは明らかに最も遅いドライバーだったが、チームに貴重な財政的支援を提供し、常に非常にプロフェッショナルで、一緒に仕事をしやすい人物だった。

ニコラス・ラティフィ&アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ
2022年F1第14戦オランダGP ニコラス・ラティフィ&アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)

 しかし2021年のアブダビGPは、大きな物議を醸す結末となった。きっかけとなったのはレース終盤でのラティフィのクラッシュで、当時のレースディレクターのマイケル・マシは、レギュレーションに則らず独自にセーフティカーを運用しレースを1周早くリスタートさせた。これが8度目のタイトルに向けてレースをリードしていたルイス・ハミルトン(当時はメルセデスに所属)に著しく不利に働き、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がタイトルを獲得することになった。ラティフィは、その決定的なタイトル争いにおいては無実の当事者であったにもかかわらず、アブダビでのレース後何カ月にもわたって一部のファンから激しい非難を浴び、大きな影響を受けた。


 2022年にはラティフィの調子が落ち込み、ウイリアムズが彼をローガン・サージェントと交代させることを決めたときも、彼はF1に留まろうとする努力さえしなかった。それは、彼がこのスポーツへの愛情を失っていたことの明らかな兆候だった。ラティフィは程なくして、評価の高いロンドン・ビジネス・スクールに入学することを発表した。

ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)
2021年F1第22戦アブダビGP ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)

 そんなラティフィは、ソーシャルメディアを再開し、次のように最近の進捗状況を投稿した。


「最後に投稿してから随分時間が経った。ロンドン・ビジネス・スクールのMBAに完全に集中するために、少し休みを取りたかったし、邪魔されることなく本当に経験を楽しみたかった。数カ月前に卒業したことを知らせることができてうれしい!」


「学士号を取得していなかったので、どうなるかまったくわからず、最初は少し緊張していたことを認めるよ。それでもLBSのコミュニティがいかに温かく歓迎的であるかすぐにわかったし、生涯続きそうな友情を築くことができた。この2年間は、学びと成長、新しい経験、そして一生忘れない思い出でいっぱいの、人生で最も充実した時間だった」


「これからのことに胸を踊らせている。近いうちにもっと多くのことが起こるだろう」



(Text:GrandPrix.com / Translation : AKARAG)


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