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【F1第18戦予選の要点】奇妙なクラッシュの翌日にPP獲得。ラッセルが魅せた極限のブレーキング
2025年10月5日
メルセデスのジョージ・ラッセルが、シンガポールGPでの自身初ポールを決めた。1分29秒158のタイムは、昨年ランド・ノリス(マクラーレン)が出したコースレコードの1分29秒525を0.4秒近く更新するスーパーラップだった。
「昨日(金曜日)は厳しい時を過ごしただけに、カムバックできて嬉しい」と、予選後のインタビューで語ったラッセル。前日のフリー走行2回目(FP2)はターン16において「早めにブレーキングしたのに、ぶつかってしまった。奇妙なクラッシュだった」と、本人も不思議がるクラッシュを起こし、最下位に終わっていた。
それでもこの日は、まず予選直前のFP3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に0.1秒以内に迫る3番手まで復調。予選Q1で2番手、Q2はフェルスタッペンを1000分の10秒抑えてトップタイム。さらにQ3最初のアタックでは1分29秒165で早くもコースレコードを叩き出し、2番手フェルスタッペンに0.175秒差をつけた。
Q3でのラッセルのアタックを見てみると、前日にクラッシュしたターン16のブレーキングを極限まで遅らせ、続くターン17で右リヤタイヤを擦りながら立ち上がって行く、まさにギリギリのアタックだった。
そして早めのタイミングで2回目かつ予選最後のアタックへ出て行くと、最速タイムを0.007秒縮め1分29秒158をマーク。直後にアタックを開始したフェルスタッペンは、セクター2でタイムロスを喫し自己ベストを更新できず、2番手に終わった。
「2秒前に1台いたんだよ」と、予選後のインタビューで語ったフェルスタッペン。隣のピアストリに「君じゃなかったけどね」とわざわざ言ったのは、乱流の影響を受けたのが、ノリスだったからだった。シンガポールGPはフェルスタッペンにとって鬼門というべきか、これまで8回の参戦で、予選ポールも決勝での優勝も、一度も達成できていない。9回目となる今回の予選も、0.182秒差で涙を呑んだ。
それでもあまり悔しそうな表情を見せなかったのは、メルセデスのクルマが酷暑のコンディションでリヤタイヤがオーバーヒートしやすく、決勝レースに勝機ありと見ているからか。一方でラッセルにしても、フェルスタッペンとの43ポイント差は、シンガポールGPの結果次第では十分に射程距離内となる。それだけに明日の決勝は、気温・路面温度に関わらず、間違いなく熱い戦いとなるだろう。



(Text:Kunio Shibata)
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10/3(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
10/4(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
10/5(日) | 決勝 | 21:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 299 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 212 |
5位 | シャルル・ルクレール | 165 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 121 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 78 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 623 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 290 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 286 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 272 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 101 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |

