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ルクレールとノリスがピットレーンでクラッシュ 「従来より重い罰がふさわしい」としてフェラーリに170万円の罰金

2025年10月4日

 F1シンガポールGPの金曜フリープラクティス2回目において、ランド・ノリス(マクラーレン)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)がピットレーンで接触するというインシデントが起きた。これに関して、フェラーリには罰金が科された。

 レーシングブルズのリアム・ローソンがクラッシュしたことで、赤旗が提示された後、残り15分となった段階で、セッション再開後すぐにコースに復帰するため、ドライバーたちがピット出口へと向かっていた。


 ノリスはメカニックの指示でガレージから発進、その直後に隣のフェラーリのガレージからルクレールがピットレーンに向けて動き出し、2台はファストレーン上で接触した。


 ルクレールはそのまま走行を続けることができたが、ノリスはピットウォールに弾き飛ばされ、フロントウイング交換のためにガレージに押し戻されることになった。

ウイング交換が行われるランド・ノリス(マクラーレン)車
2025年F1第18戦シンガポールGP FP2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触後、ウイング交換が行われるランド・ノリス(マクラーレン)車

 このインシデントについてスチュワードは調査を行い、フェラーリは危険なリリースを行ったと判断され、10000ユーロ(約170万円)の罰金を科すという裁定を下した。

ランド・ノリス(マクラーレン)車のウイングが破損
2025年F1第18戦シンガポールGP FP2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触後、ランド・ノリス(マクラーレン)車のウイングが破損

 スチュワードはこの決定について、次のような説明を行った。


「赤旗期間後、複数のマシンがガレージを出て行った。16号車(ルクレール)は、まずチームメンバーからピットボックスを離れるよう指示を受けた。しかしその時点で、4号車(ノリス)がすでにファストレーンを通過中であり、フェラーリのピットボックス付近に接近して、ルクレールの進路に入っていたことが見落とされていた」


「16号車のリリースの安全に関して責任を持つチームメンバーは、状況を誤って判断し、ルクレールに対して不明確な指示を出した。ルクレールはノリスのマシンを視認できなかった。その結果、両車はファストレーン上で接触した」


「この種の違反に関する過去の前例を考慮したうえで、スチュワードは今回の違反が従来よりも厳しい処分を要すると判断し、上記の罰則を科すこととした」



(autosport web)


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