バクーで惨敗のマクラーレンは、シンガポールで王座に就けるか。2025年F1コンストラクターズタイトル確定の条件
2025年10月3日
マクラーレンは、今週末のシンガポールで2年連続となるF1コンストラクターズタイトルを獲得する可能性が高い。前戦アゼルバイジャンで決める可能性があったものの、オスカー・ピアストリはリタイアし、ランド・ノリスが7位にとどまったため、数字的にタイトルを確定させるには至らなかった。そのため、マクラーレンはシャンパンを開けずに持ち帰らなければならなかった。
第18戦シンガポールGPを含み、シーズン残りは7戦(そのうちスプリントフォーマットは3戦)。獲得可能なポイントは346点残されている。シンガポール前の時点で、マクラーレンはランキング2位のメルセデスに333点、3位のフェラーリに337点の差をつけている。レッドブルは351点差をつけられたためタイトル争いから脱落、数字的に可能性を残すのはメルセデスとフェラーリのみになった。

シンガポールGP後には、残り獲得可能ポイントは303点となるため、メルセデスは31点以上、フェラーリは35点以上、マクラーレンに近づかなければ、マリーナベイ・サーキットでのマクラーレンの祝宴を阻止することはできない。
具体的には、マクラーレンのドライバーのひとりがシンガポールGPでトップ3以内でフィニッシュすれば、メルセデスやフェラーリがどのような結果を残したとしても、2025年コンストラクターズタイトルが正式にマクラーレンのものになる。つまり、メルセデスかフェラーリがワンツー・フィニッシュを成し遂げたとしても、マクラーレンの祝賀を2週間先延ばしにするには十分でないかもしれない。

メルセデスが数字的にタイトルの望みをつなぐためには、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが1位と2位を獲得し、同時にマクラーレンのひとりが4位以下、もうひとりはノーポイントに終わる必要がある。ピアストリとノリスがそれぞれ5位と10位、あるいは6位と8位という組み合わせで終われば、マクラーレンのタイトル確定は持ち越される。
フェラーリの場合は、さらに条件が厳しくなる。シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンがワンツーを独占したとしても、マクラーレンのひとりが5位に入れば、もうひとりがノーポイントであろうと、コンストラクターズタイトルは確定する。

(Text : GrandPrix.com)
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| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 22:00〜 |
| 1位 | ランド・ノリス | 408 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 396 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 392 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 309 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 230 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 152 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 51 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 800 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 459 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 426 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 382 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 80 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 73 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 68 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |




