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F1マイアミGPが史上最年少、28歳の女性新会長を抜擢「最も才能のある若手幹部のひとり」

2025年10月1日

 これまでF1マイアミGPの会長職を務めて来たタイラー・エップが、来季2026年に新規参入を果たすキャデラックF1チームのグローバルコマーシャル戦略責任者に指名されたことを受け、マイアミGPの新会長にカタリーナ・ノワックが就任。同レースの事業運営担当副会長を務めていた28歳の彼女は、これでF1イベント史上最年少の会長かつ、世界でわずか2名しかいない女性会長のひとりとなった。

 サンディエゴ・パドレスやカンザスシティ・チーフス、チップ・ガナッシ・レーシングなど、あらゆるプロスポーツで20年以上もエグゼクティブ職を歴任してきた前任者のエップは、その商業的手腕と知見を買われ、鳴物入りでF1参入を果たすキャデラックの要職へと転籍。2022年から同イベントを率いてきた同氏の後任として、これまで右腕のひとりとして働いたノワックが抜擢された。


「カタリーナ氏の会長就任を発表できることを大変うれしく思っている」と語ったのは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームを運営し、これまで4年連続でチケットを完売させるという、北米でのF1人気隆盛の立役者のひとりとなったGPマネージングパートナーのトム・ガーフィンケル。


「彼女は私がこれまで見てきた中で最も才能のある若手幹部のひとりであり、ファン体験を革新し、ドライバー、チーム、そしてファンのためにワールドクラスのイベントを提供するという、ここで築き上げてきた理念をさらに発展させてくれると確信している」


「そしてタイラー氏のリーダーシップにも感謝申し上げたい。彼がいなければ、グランプリが今日のような成長を遂げることはなかっただろう」

全米でのTV視聴者数も、このマイアミGP開催期間で歴代トップ5を寡占状態とする人気ぶりを誇る
マイアミGPの新会長に就任したカタリーナ・ノワック

 北米の総合モータースポーツサイト『racer.com』によれば、オーストリア・ウィーン出身の新任ノワックは、ロヨラ大学シカゴ校で広告・広報の学位を取得し、2019年よりハードロック・スタジアムに入社。


 マイアミガーデンズに位置し、かつてMLBのフロリダ・マーリンズが本拠地とし、現在はNFLのマイアミ・ドルフィンズが使用する施設にてそのキャリアを開始すると、イベント、企業パートナーシップ、事業運営など、組織においてさまざまな役職を歴任してきた。


 その実務能力を買われるかたちで、2023年にはマイアミGPの事業運営を統括する責任者に昇進。翌2024年には副社長に任命され、グランプリの企画・運営に関わる全ての事業部門および運営部門間の連携を主導してきた。


 これによりF1との関係構築を強化し、ビジネスおよびパートナーシップの機会における主要な交渉役を務め、レースの戦略計画全体を指揮した。


「プレジデントという新たな役職に就くことを光栄に思うと同時に、大変うれしく思っている」と意気込みを語ったノワック。


「この新たな章においても、私たちの目標は変わらない。私たちはステークホルダーの皆さまに、最高のレース体験とファン第一の体験を何よりも大切に、最高のイベントを提供し続ける。私たちは卓越性にコミットする素晴らしいチームを擁しており、私はすでに開始した仕事を継続していくことを熱望している」

「彼女は私がこれまで見てきた中で最も才能のある若手幹部のひとり」だとトム・ガーフィンケル(左)
前任のタイラー・エップは、キャデラックF1チームのグローバルコマーシャル戦略責任者に就任している


(autosport web)


レース

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