レッドブルF1の2024年総利益は前年と比べて約3億円以上も増加。フェルスタッペンの4連覇、商業面での成長が要因
2025年9月30日
オラクル・レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンが4年連続でF1世界選手権を制覇したシーズンである2024年度の利益が好調だったことを報告した。
ミルトンキーンズを拠点とするレッドブルは、3億1440万9000ポンド(4億2500万ドル、約635億4000万円)の収益を記録し、前年より700万ポンド(950万ドル、約14億2000万円)の増加となった。粗利益は400万ポンド(540万ドル、約8億730万円)増加し、税引き後の総利益は2023年の129万6000ポンド(約2億5960万円)から168万1000ポンド(227万ドル、約3億3940万円)に増加した。
この成長は、チャンピオンシップにおけるフェルスタッペンの最近の成功と並ぶものだ。フェルスタッペンは9回のレース優勝を飾り、マクラーレンのランド・ノリスに63ポイント差をつけて最終的に437ポイントを獲得した。チームは年次報告書のなかで、財務の健全性と競技成績を直接結び付けた報告を行った。
「取締役は、レースや選手権での勝利、強力な戦略的および商業的パートナーシップ、そして管理されたコスト基盤によって証明される並外れたコース上でのパフォーマンスを、戦略目標に向けた進捗を評価するための主要業績指標と考えている」
「2024年は、マックス・フェルスタッペンが4年連続でドライバーズ世界チャンピオンを獲得した画期的なシーズンとなった。同シーズンのスタートは力強く、最初の7レースで5勝を挙げたが、ライバルたちが相対的なパフォーマンスを向上させ、シーズン後半に大きな挑戦を挑んできた」

■既存スポンサーとの長期契約も一因に
レッドブルは、フェルスタッペンのタイトル獲得と並行して、コース外での進歩も報告した。新たなパートナーシップにはビザや、カストーレとのアパレル契約が含まれている。また、AT&T、タグ・ホイヤー、エクソンなどの既存スポンサーは長期契約を締結した。
一方で、レッドブルと暗号資産取引所『Bybit』との3年間の提携関係が終了した。このBybitとの取引の価値は約1億1000万ポンド(1億5000万ドル、約224億2600万円)とされ、2024年だけでおよそ3500万ポンド(5000万ドル、約74億7500万円)に達したとみられる。一方、オラクルはその数字の2倍の貢献をしていると考えられている。
報告書には、クリスチャン・ホーナーがチーム代表を務めた最後のフルシーズンについても詳しく記載されている。彼は2024年に704万6000ポンド(940万ドル、約14億500万円)を受け取ったが、これは前年から4万6000ポンド(約920万円)の増加となった。ホーナーは今年7月、代表から解任され運営に関与しないポストに移されたあと、7400万ポンド(1億ドル、約149億5000万円)相当の早期退職金パッケージを受け取ることで合意が成立した。

(Text : autosport web / Translation:AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 299 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 212 |
5位 | シャルル・ルクレール | 165 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 121 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 78 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 623 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 290 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 286 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 272 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 101 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
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