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「予選結果が最大の影響を与えた」「長い間求めてきたパフォーマンスを発揮できた」/F1第17戦決勝コメント(1)

2025年9月23日

 2025年F1第17戦アゼルバイジャンGPの決勝レースで6位〜10位のドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーは角田裕毅(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)だ。

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)
決勝=10位(51周/51周)
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

リアム・ローソンの5位とアイザック・ハジャーの10位を祝うレーシングブルズ
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP リアム・ローソンの5位とアイザック・ハジャーの10位を祝うレーシングブルズ

「レーススタート前に油圧系の問題が発生したが、チームが素晴らしい仕事をして、時間内にすべて修復してくれた」


「スタートの蹴り出しはとても良かったけれど、残念ながら昨日と同じく大きなミスをしてしまい、ふたつポジションを落とした。ハードタイヤでは素晴らしいペースがあったが、ミディアムではあまり良くなかったので、その理由を調査する必要がある」


「とはいえ、この週末から多くのポジティブな要素と学びを得ることができた。リアムは完璧なレースをしたね。チームとしてダブル入賞できたことを本当にうれしく思う。次のシンガポールが楽しみだ。良い結果を出せる自信があるよ」


■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=9位(51周/51周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)

「今日は、ハードタイヤでスタートしたマシンとミディアムでスタートしたマシンが混在しており、重要なのは正しい戦略で戦うことだった。ポジションを上げるために、自分と同じタイヤを履いたより速いグループのなかに身を置くことが一番重要だった」


「セカンドスティントの大半をリアムの後ろで過ごした。戦略が異なり、その時、彼はミディアム、僕はハードで走っており、彼をオーバーテイクすることができなかった」


「さらに、PUに小さな問題があり、数周の間、ペースに影響が出た」


「結局のところ、レースに最も大きな影響を与えたのは昨日の予選結果だ。僕がQ3でミスをしたため、10番手スタートになった。レースで8位や9位を目指すことは僕の目標ではなく、争いたいポジションでもない。リセットし、次のレースには、より強くなって戻らなければならない」


「今回はバクーでの過去のグランプリと比べて気温が最も低く、そのためタイヤの扱いに影響が出てパフォーマンスに響いた。気温が高ければ状況は改善するはずなので、シンガポールではもっと良い状態になれることを期待している」


「最後に、ウイリアムズでの初表彰台を獲得したカルロス(・サインツ)に祝福を送りたい。彼は素晴らしい週末を過ごしたし、僕としてもうれしく思う」


(最後にポジションが返されなかったことについて『Sky Sports F1』に対して語り)「正直言って、8位か9位かは大きな話題にはならないし、あまり気にしていない。ただ、こうした順位交換のときにどうするかは僕たちの間で決めていることであり、一般的なルールもある」


「今回はそうならなかった。でも構わない。8位になったからといって特別にうれしいわけではないから、気にはしていない」


(レース直後にメディアの取材において語り)「僕たちには守るべきルールがあり、今日はそのルールが守られなかったかもしれない。8位か9位よりもっと上位を争っているときには、違った形の対応を望む」


■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)
決勝=8位(51周/51周)
12番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP ルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)

「望んでいた結果ではなく、もちろんがっかりしている。今日は(土曜日より)マシンの感触が良く、バランスもかなり改善されていたが、前方のグループはペースが強力で、追いつくのが難しかった」


「予選は常に鍵であり、今週末は最大限の結果を出すことができなかった。予選でのセットアップ選択や実行が理想的ではなく、本来の位置よりも後方からのスタートになってしまった。8位や9位を争うことは、本来僕たちが持っていたポテンシャルを反映していない。すべてが噛み合っていれば、もっと上を狙えたはずだ」


「今後数週間は予選パフォーマンスの改善に集中する。チームとピットクルーが今日も素晴らしい働きをしてくれたことに感謝している。態勢を立て直し、シンガポールでより強くなって戻ってくる」


(最後にルクレールにポジションを返せなかったことについて『Sky Sports F1』に対して語り)「あの時点(最初のポジション交換の時)では僕の方が速かったため、シャルルは快く僕を先に行かせてくれた。最後のチームからの(ポジションを返すようにという)メッセージを受け取ったのは、とても遅いタイミングだった。僕は前のマシンに集中していて、実際には0.0001%くらいの可能性しかなかったが、それでも抜けるかもしれないと希望を持っていた」


「(ルクレールを前に出すために)ストレートでスロットルを戻し、ブレーキも踏んだのだが、彼は0.4秒ほど間に合わなかった。完全に僕の判断ミスだった。シャルルに謝罪するつもりだ。結局のところ8位と9位にすぎないが」


■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(51周/51周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード

ランド・ノリス(マクラーレン)
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP ランド・ノリス(マクラーレン)

「難しいレースであり、全体的に難しい週末だった。今日はペースは悪くはなかったが、オーバーテイクするには十分ではなかった。昨日(の予選で)十分に良い仕事ができなかったこと、そして今日戦略の選択肢が限られていたことで、僕たちにできることはあまりなかった」


「フラストレーションを感じる。週末をこのように終えることは望んでいなかった。今は次のシンガポールに目を向け、懸命に努力したい」


(レース直後に『Sky Sports F1』に対して語り)「とにかく前を追走して抜くのがあまりにも困難だった。だからマシンの速さがどうであろうと大して意味がなかった。戦略でできることもほとんどなかった。だから今日以上のことはできなかったと思う」


「自分にできることはすべてやった。僕は毎週末、最大限の結果を出そうとしている。今回は絶好のチャンスだったのに取り逃がした、というわけではない。すべてのレースがチャンスだ。今日は単純に僕たちが十分ではなかったし、昨日もミスを犯しすぎた」


■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=6位(51周/51周)
6番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム

マックス・フェルスタッペンの優勝と角田裕毅の6位を祝うレッドブル
2025年F1第17戦アゼルバイジャンGP マックス・フェルスタッペンの優勝と角田裕毅の6位を祝うレッドブル

「アゼルバイジャンでとても力強い週末を過ごすことができました。長い間求めてきたパフォーマンスを示すことができたので、このチームでの自己ベストリザルトを挙げられたのは、当然の結果だと感じます」


「昨日の予選で良いポジションを獲得し、フリー走行のロングランで示した有望さを決勝で生かしたいと思っていました。ミディアムでもハードでもタイヤのデグラデーションがほとんどなく、誰も特にペースが落ちなかったので、オーバーテイクは難しかったですが、それでも6位には満足しています」


「チームから大きなサポートを受けてきたので、それに重要なポイントで応えられたのは良かったです」


「今週末、マシンに加えた変更はしっかり機能し、これまでのレースデーよりも高い競争力を発揮できました。僕はバクーに入る前に、最大限のパフォーマンスを引き出すため、トラック外でも多くの努力を重ねてきました。そして、今日は正しい方向へ一歩進めたと思います。自分が、今後のレースに持ち込める何かを解き放つことができたと感じています」


「また、(優勝した)マックス(・フェルスタッペン)には心からの祝福を送りたいです。彼は最高の走りをしました」


「チームはとても高いレベルで機能しているので、この勢いを継続したいです。シーズンの終わりまで、僕たちは何ひとつ諦めません」


(レース後のインタビューで、ローソンおよびノリスとのバトルについて聞かれ)「楽しめましたが、同時に、とても大変でもありました。後ろにマクラーレンがいたからです。チームのコンストラクターズ選手権とマックスのドライバーズ選手権のことを考えると、難しい状況でした」


「リアムを攻撃できるチャンスはたくさんありましたが、リスクが大きすぎました。マクラーレンが僕たちふたりをまとめて抜いてしまう可能性があったんです。レッドブルとしてはそれは望ましくありません。だから挑戦しなかったのは正しい判断だったと思いますし、同時に楽にオーバーテイクできるだけのペースは自分にはありませんでした」



(Text : autosport web)


レース

9/19(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/20(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/21(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アゼルバイジャンGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス299
3位マックス・フェルスタッペン255
4位ジョージ・ラッセル212
5位シャルル・ルクレール165
6位ルイス・ハミルトン121
7位アンドレア・キミ・アントネッリ78
8位アレクサンダー・アルボン70
9位アイザック・ハジャー39
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※アゼルバイジャンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム623
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム290
3位スクーデリア・フェラーリHP286
4位オラクル・レッドブル・レーシング272
5位ウイリアムズ・レーシング101
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム72
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
第21戦サンパウロGP 11/9
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