アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、同チームのリザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴヴィッチの才能を高く評価しており、彼が2026年にF1レギュラーシートを獲得することを願っている。ドルゴヴィッチは、来年F1の11番目のチームとして活動をスタートするキャデラックの候補として名前が挙げられてきた。

　最近のうわさでは、キャデラックは、バルテリ・ボッタスおよびセルジオ・ペレスと契約する見込みであると言われている。しかしアロンソは、ドルゴヴィッチがチャンスをつかむことを強く望んでいる。

「彼をF1で見ることができたら素晴らしいだろうね」とアロンソが述べたと『Crash.net』など複数のサイトが伝えた。

「彼は驚異的な才能を持っている。フォーミュラ2でそれは証明済みだ。彼と仕事をするたびに、日々、その力を実感している」

　アロンソは、2022年FIA F2でタイトルを獲得したドルゴヴィッチの実力だけでなく、F1リザーブドライバーとしての裏方での貢献も高く評価している。

「シミュレーターでの仕事や、フリー走行での走りで貢献している。限られた走行距離しかないなかでも、彼は常にチームが求めるパフォーマンスを発揮してきた」

「フルタイムのシートを得て参戦する彼を見ることができれば興味深い。実現することを願っている」

　キャデラックは、以前、2026年ドライバーラインナップをベテランと若手の組み合わせで形成したい意向だったようだが、最近ではベテランふたりを起用する方向に傾いているともいわれる。

「どうなるか、正直分からない」とドルゴヴィッチ本人は語っている。

「自分にできる最善を尽くそうと心掛けている。それが来年のシートにつながればいいね」

「でも、走っている時にはそういうことは考えられない。とにかくチームのために仕事をして、彼らを満足させることを心がけてきた。そうすれば、いつの日かそれがF1のシートにつながると信じているんだ」