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17年ぶりに富士に響いた現行規定のF1エンジンサウンド。ハースF1のテスト初日午前は平川亮が1分18秒538をマーク

2025年8月6日

 マネーグラム・ハースF1チームが8月6日、富士スピードウェイで旧車でのプライベートテスト、TPC(Testing of Previous Cars)を実施。1日目の走行をスタートさせ、初日を担当するリザーブドライバーの平川亮がステアリングを握った。サーキットには小松礼雄ハースF1代表、そしてTOYOTA GAZOO Racing Racingの加地雅哉グローバルMSディレクター、そして2日目を担当する坪井翔の姿が見られた。

 TPCテストは現行規定マシンながら、旧車でのみ走行が許されたテストで、ハースF1は2023年型の『VF-23』で走行を行った。富士スピードウェイでの現行規定のF1走行としては、2008年の10月に行われたF1第16戦以来の走行となる。


 この時の予選ポールポジションはルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)でタイムは1分18秒404(この年の予選Q3は決勝用の燃料を搭載して走行)、予選での最速タイムはQ2でのフェリペ・マッサ(フェラーリ)の1分17秒287だった。


 8月の真夏の快晴の中、9時から始まった走行では平川がまずはハードタイヤを装着してアウト〜インのチェックラン。その後、9周の連続走行を行い再びピットへ。フロント周りのセットアップを変更している様子で、この時点でトップタイムは6周目にマークした1分20秒147だった。


 その後も3〜4周のランプランでセッションが進み、このセッションでは予選シミュレーションは行わなかった様子。午後12時までの3時間のセッションを終え、セッション終盤にはミディアムのニュータイヤを投入。最終的に46周を走行して1分18秒538の最速タイムをマークし、ストレートの最高速度は334.365km/hを記録している。午後のセッションは13時30分から予定されている。


??富士スピードウェイ レコードタイム
・スーパーフォーミュラ 2020年第7戦/野尻智紀 1’19.972


・WEC ハイパーカー 2023年第6戦/小林可夢偉 1’27.794


・スーパーGT 500クラス 2021年第8戦/山下健太 1’25.764


・F1 2008年第16戦Q2/フェリペ・マッサ 1’17.287



(Tomoyuki Mizuno / autosport web)


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