フェルスタッペンまさかの14番手。マクラーレンが初日最速、アストンマーティンがトップ5に/F1ハンガリーGP FP2
2025年8月2日
2025年F1第14戦ハンガリーGPのフリー走行2回目が行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムをマークした。2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(レッドブル)は9番手だった。
気温27度、路面温度40度というコンディションで、現地時間17時にセッションがスタート。背中の筋肉の治療のため、フリー走行1回目を欠場したフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だったが、FIAのメディアルチェックを経て出場の許可を得たため、アロンソはこのFP2からの参加となる。
タイヤはほとんどがミディアムタイヤで、ハースの2台とガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)の3台はハードタイヤだ。開始早々、エステバン・オコン(ハース)がターン12にグラベルが散らばっていること、フロアのダメージをチェックしてほしいことを無線で伝えた。ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)がグラベルの上に左の前後のタイヤを落としてしまったことによりグラベルが散らばったようだが、セッションはそのまま続行された。
まずはノリスが1分16秒916でトップに立つ。2番手に続いたのは新人アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)で、タイムはノリスと0.227秒差の1分17秒147。ルクレールは3番手につけていたが、その後わずかにアントネッリを上回って2番手に浮上。さらにピアストリが1分16秒697、ノリスが1分16秒525とタイムを更新し合い、セッション序盤からマクラーレンがワン・ツーを独占した。
レッドブルはマックス・フェルスタッペンが1分17秒615で8番手、角田はフェルスタッペンと0.03秒差の1分17秒645で9番手。フェルスタッペンは、マシンのバランスを聞かれて「フロントもリヤも氷の上を走っているようだ」答えており、まだ調整が必要な様子だ。このふたりを上回る5番手にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が1分17秒366でつけている。
セッション中盤に入ると、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)を筆頭にソフトタイヤを投入した。ソフトでもマクラーレンの速さは変わらず、トラフィックに遭いながらもピアストリが1分15秒915をマークし、その直前までトップにいたランス・ストロール(アストンマーティン)を大きく引き離した。ノリスはアタックをやり直し、1分15秒624と再びトップに。そのノリスから1秒ほど離されたのがフェルスタッペンで、タイムは1分16秒791。角田は1分16秒485で9番手だ。一時トップだったストロールは2回目のアタックで1分16秒119を記録し3番手につけたが、その後ルクレールがストロールを0.096秒上回っている。ただアロンソも1分16秒223で5番手と、アストンマーティンの2台がトップ5に並んだ。
ソフトでの走行を終えた後は、ロングランに移行。そんななか、サインツに「テレメトリーを失ったからピットに戻るように」と緊急の指示が飛んだ。しかしその無線は届いておらずサインツは走行を継続したが、すぐに「テレメトリーが戻ったからステイアウト」とチームから指示があった。サインツは一時大きくペースを落としたが、その後は通常のペースに戻っている。
ロングランに取り組むフェルスタッペンはラップタイムが安定しない周回もあり、無線では「とにかくバランスが取れない」と伝えていた。1分21秒台で走行するマクラーレンやフェラーリに対してフェルスタッペンは後れを取っているものの、1分22秒台のタイムで走行を続けた。ほとんどがミディアムでロングランをするなかルイス・ハミルトン(フェラーリ)はソフトで走行を続けたが、少々厳しそうだ。
タイムシートの順位は変わらず、ノリス、ピアストリ、ルクレールというFP1と同じ並びのトップ3でFP2が終了。4番手ストロール、5番手アロンソとアストンマーティンの2台がトップ5に入った。6番手以降はハミルトン、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ハジャー、角田、アントネッリというトップ10になっている。フェルスタッペンは14番手で、角田はフェルスタッペンを上回るタイムでセッションを終えた。






(Text : autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 266 |
2位 | ランド・ノリス | 250 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 185 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 157 |
5位 | シャルル・ルクレール | 139 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 54 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 27 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 248 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 220 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 192 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 70 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 43 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 41 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 35 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

