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使用温度領域の高いPUを持つレッドブルとレーシングブルズ。スパにルーバーのないカウルを投入【トップチーム密着】
2025年7月31日
2025年F1第13戦ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャン・サーキットは、マウンテン区間と呼ばれるセクター2をいかに速く走るかがラップタイムに大きく影響する。
その一方で、1コーナーのラ・ソースを立ち上がってからケメル・ストレートエンドのブレーキングまでが全開区間となり、連続全開時間が長いため、レースに向けてはトップスピードも重要な要素となる。つまり、いつも以上に、ダウンフォースを保ちながらも空気抵抗を減らした、空力効率が試されるコースとなっている。
そのベルギーGPに10チーム中8チームがアップデートパーツを投入してきた。その8チームのなかに、トップ4チームがすべて入っていた。それらのアップデートで興味深かったのが、スパ仕様のエンジンカウルだった。
通常、エンジンカウルは内部にある冷却システムから出る熱を外に逃がすために、ルーバーが設けられている。


しかし、スパでトップチームのマシンに装着されたエンジンカバーには、ルーバーがなかった。



理由として考えられるのは、3つある。ひとつは排熱システムの違い。ルーバーで排熱するチームはリヤのボディワークを閉じているパターンが多く、逆にルーバーを閉じているチームはリヤのボディワークを開け気味にしているケースが多い。

次に、エンジンそのものの使用温度領域の違いだ。特にホンダ・レーシング(HRC)はレッドブルの要請を受けて、2024年から使用温度領域を上げている。そのためか、レッドブルだけでなく、今回のベルギーGPではレーシンク?フ?ルス?もエンジンカウルにルーバーがない仕様を搭載していた。

そして、3つ目が冷却性能の差だ。同じエンジンであれば、発生する熱量は同じであるから、求められる冷却は同じだ。それでもチームによって冷却用のカウルの開口面積に差が出てくるのは、冷却性能の差があると考えていい。冷却性能が高いラジエターを持っていれば、より閉じることができるというわけだ。
この冷却システムはパワーユニット・マニュファクチャラー側が準備するのではなく、チーム側が設計・製作する部分となる。今回、ベルギーGPにマクラーレンがワークスチームと同じようなエンジンカウルを持ち込んでいた。ワークスチームではないマクラーレンが、両チャンピオンシップで首位を独走しているのもうなずける。
(Text : Masahiro Owari)
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8/1(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
8/2(土) | フリー走行3回目 | 19:30〜20:30 |
予選 | 23:00〜 | |
8/3(日) | 決勝 | 22:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 266 |
2位 | ランド・ノリス | 250 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 185 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 157 |
5位 | シャルル・ルクレール | 139 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 54 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 27 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 248 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 220 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 192 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 70 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 43 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 41 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 35 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

