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スパは涼しい? ウイリアムズ、ベルギーGPで冷却問題の解決を期待も、検証に適さない可能性
2025年7月25日
ウイリアムズは、マシンの冷却システムを改善するために、今季2025年のマシン『FW47』のレイアウトにいくつかの変更を加えてスパ・フランコルシャンに到着した。
しかし、その修正がうまく作動するか完全に確信できぬまま、ベルギーを出発することになるかもしれない。というのも、グランプリが行われる今週末の天気予報では、スパ・フランコルシャンではほぼつねに雨が降り、最高気温は20℃を超えないと予想されているのだ。
ヨーロッパ連戦が始まって以来、カルロス・サインツとアレクサンダー・アルボンのふたりはレースでリタイアを余儀なくされたり、フリー走行の短縮を余儀なくされたりしており、予選ではパワーユニット関連の問題にも遭遇している。ウイリアムズは慎重な分析の結果、メルセデスのエンジンの取り付けに問題はなく、トラブルの根本はマシンの冷却システムにあるとの結論を下した。
イギリスGP後、チーム代表のジェームズ・ボウルズはこの問題について率直に語り、「今年はこの問題に対処するために、多数の改善策を講じてきた」と説明したが、不安げに自問自答した。
「本当にこれで正解だったのだろうか? ノーだ。私はつねに、必要なのは実際の走行状態に至るための、適切なレベルのシミュレーションだと言っている」
イギリスGPの週末、ウイリアムズはこの問題を優先するという決定を下し、フリー走行のすべての時間を充てたため、他の全ドライバーがミディアムコンパウンドのタイヤで走行しながらセットアップを微調整し、その後ソフトで同様のプログラムを実施する一方で、アルボンとサインツはハードコンパウンドのタイヤでロングランを数回行い、燃料をかなり多く積んだ状態で走り、チームが問題の原因を突き止めるのに役立つデータを収集した。
「現在我々が行っているのは、バーチャルトラックテストまたは実際のトラックテストでこれらの問題を発見することだが、これは正しい方法ではない。しかし、我々には必要なレベルのインフラがまだ整っていないのだ」とボウルズは説明した。
また、同氏は次のように認めた。「今のところ、我々がどこにいるべきかを判断するために実際の“ツール”を使用するのではなく、“ヒト”を使ってどこにいるべきか推測しようとしている。そして、それは必ずまずい結果につながる」
そしてボウルズはベルギーGPを念頭に置き、「今後数レースでいくつか修正を予定しているが、どちらかというとコース上での学習と、学んだことへの対応をすることになる。そのせいで我々は立ち遅れている」と述べた。
スパ・フランコルシャンがウイリアムズの修正にとって最良のバロメーターにならないとすれば、次の週末のハンガロリンクが決定的なテストとなるはずだ。レース中ずっとクルマがトラフィックに巻き込まれる、低速コースのハンガロリンクにおける週末は非常に気温が高くなることが予想されているため、彼らのマシンにとってさらに困難になるだろう。
そのためウイリアムズは、『FW47』に導入された変更の結果がどのようなものであったかを、何らかの形で知った上でブダペストを去ることになるだろう。

(Text:GrandPrix.com / Translation : AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

