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FIA、軽率な抗議の抑止策として、料金引き上げを検討。レッドブルの行動が契機に
2025年7月24日
FIAは、F1チームが抗議、控訴、または再審請求を軽率に行うことを抑止するための第一歩を踏み出した。抗議などに必要な保証金の引き上げを検討することで合意し、手数料の導入についても議論されている。
この件についてはこれまでにも議論されたことがあったが、変更を推進しようとする動きはなかった。しかし、カナダGP終了時にレッドブルがメルセデスのジョージ・ラッセルに関して提出した抗議が契機となり、FIAが今回の措置を講じることを考えるようになった。
モントリオールでのレースで、セーフティカー出動中に、ラッセルはマックス・フェルスタッペンを率いてトップを走行していた。セーフティカー終了間際にラッセルは加速した後、強くブレーキを踏んだことで、フェルスタッペンは一時的に前に出てしまった。
ラッセルの動きは、その状況でレースリーダーが通常行う範囲の行動と比べて極端なものではなかった。しかしフェルスタッペンはラッセルによる“不規則な運転”について不満を述べ、ラッセルはフェルスタッペンが一瞬前に出たことに言及した。だが両者の主張はスチュワードに却下され、ペナルティは科さないとの決定が下された。

問題はそれで終わったかに見えたが、レッドブルはその後、正式な抗議を提出し、ラッセルの行為がペナルティに値すると主張した。
カナダGPでは、他に多数の審議項目があったため、スチュワードは規定に従って発生順にすべての案件を処理していく必要があり、レッドブルの抗議について調査した後に却下し、正式リザルトを発表した時には、チェッカーフラッグから約5時間が経過していた。

多くの関係者にとって、レッドブルの抗議は無意味なものだった。レース中にスチュワードが下した判断が適切であることは明白であるため、抗議によって変更される可能性は皆無であり、新たな有効な証拠もなかったからである。だが、抗議に必要な料金は2000ユーロ(約34万円)であり、4000万ユーロ(約68億円)規模の予算を持つチームにとっては抑止力になり得なかった。
しかしその料金が10倍、例えば2万ユーロ(約340万円)に引き上げられた場合、チームは抗議を行うにあたってより慎重にならざるを得なくなるだろう。手数料は抗議が認められなければ返金されないためだ。今回の議題はそれを狙ったものだった。
7月22日にF1コミッション会合を行った後、FIAは「抗議、控訴、再審請求に対する保証金について、その金額の調整を視野に入れて評価を行うことで合意された。また、調査請求に対する手数料の導入についても議論された」と発表した。手数料導入の具体的な条件については、会合の中で詳細に語られなかったようだ。
今週末のベルギーGP期間中、チーム代表らがこの件に関する意見を表明するだろうが、これまでの発言に基づけば、大多数は、無意味な抗議や控訴の提出を抑止するための強力な手段に賛成するものとみられる。

(Text : GrandPrix.com)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

