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[Honda]バトンが3番手、セカンドローを獲得

2004年7月11日

 イギリスGP2日目も、午前中の気温は17Cと、夏とは思えない肌寒い陽気が続いた。午前中のフリー走行のトップタイムを出したのは、マクラーレンのK・ライコネン。バトンはコンマ13秒差で2番手につけたが、佐藤は縁石に乗り上げた際にマシンのフロアを破損し、その修理のためアタックできなかったこともあり、16番手タイムに終わった。
 午後になると上空に黒雲が張り出し、天気予報では雨の降る可能性も。それでも1回目予選中は時々雲の切れ目から陽射しが差し込むなど、結局ドライ路面で行なわれた。セッション序盤に出て行ったフェラーリの2台が、次々にスピンやコースオフする波乱のスタート。そんな中、3番手で出走したバトンは、見事な走りでトップタイムを獲得する。
 ところが後続のマクラーレンやウィリアムズは、次々にアタックラップ中にペースダウンして周回する。2回目予選は1回目予選の順位の逆に出走する。そのため、2回目予選のセッション半ばに雨が降り出すことを見越して、なるべく早い順位での出走を狙った作戦だ。サーキット上空は、黒雲と青空の混在した空模様で、雲の動きによって、今後どう天候が変わるか予測しにくい。チームは20番目に出走した佐藤にも同様の作戦を選び、アタックラップ後半からスローダウンして、フェラーリの2台の間に割って入る13番手。チームは天候変化によるリスクの分散の道を選んで、2回目予選は佐藤が前半8番目、バトンはセッション最後の20番目に出走となった。


 午後2時からの2回目予選、遠くに黒雲は見えるものの、すぐに雨が降り出しそうな気配はない。佐藤は8番目の出走。すぐ前に出て行って暫定ポールポジションを獲得したM・シューマッハのほぼ1秒落ちながら、JP・モントーヤ(ウィリアムズ)に次ぐ暫定3番手につけた。11番目に出走のミナルディが出て行った午後2時25分頃から、最終コーナーから1コーナーにかけての上空が、黒雲に覆われ出し、何時雨が降り出してもおかしくない天候となった。しかし、最終走者のバトンは、雨に見舞われることなくドライ路面でアタックを開始。最初の区間はベストタイムを叩き出し、ポールポジション奪取に期待を抱かせた。ミスなくアタックラップを終えたものの、結局トップタイムにはコンマ3秒及ばず。とは言えセカンドロー、3番グリッドを獲得した。佐藤は9番手タイムで2回目予選を終えたが、6番手のF・アロンソ(ルノー)が午前中のエンジン交換のため、10グリッド下がることから、8番グリッドから明日の決勝レースに臨むこととなった。ポールポジションは、今季初めてK・ライコネンが獲得した。

中本修平 エンジニアリング・ディレクター
「今日はとても興味深い1日でした。チームによって、天候の変化をどう読むかによって、少しづつ違った作戦を立てていましたね。明日は上手く行くと思いますが、このホームグランプリで良いところをお見せしたいと思います」




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

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