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エマーソン・フィッティパルディJr.が2026年FIA F2シートを獲得。78歳の父は2度のF1王者

2025年7月11日

 FIA F2に参戦するAIXレーシングは7月9日、2026年シーズンの同選手権においてエマーソン・フィッティパルディJr.を起用すると発表した。彼は2度のF1チャンピオンに輝き、現在78歳となったエマーソン・フィッティパルディの息子だ。


 1972年と1974年の2度にわたってF1ドライバーズタイトルを手にし、1989年と1993年にインディ500を制した偉大な父のもとに生まれた彼は、2007年生まれの現在18歳。父エマーソンの孫でレーシングドライバーのピエトロ(ELMS参戦中/現在29歳)、その弟エンツォ(2024年までFIA F2に参戦/現在23歳)は、彼からすれば甥にあたる。

 フィッティパルディJr.は、2021年にデンマークF4でシングルシーターへデビュー。当時はザウバー・アカデミーに在籍していた。その後、ザウバー・アカデミーを離れるも2022年にイタリアF4、2023年にフォーミュラ・リージョナル欧州選手権(FRECA)へステップアップし、2024年からはフォーミュラ・リージョナル規格で開催されるユーロカップ3を主戦場としてきた。


 今季はシングルシーター5年目となるも、優勝経験は2021年のデンマークF4の2勝に留まる。今季のユーロカップ3は現時点でランキング13位となり、タイトル争いに加わることはできていない。ただ、フィッティパルディJr.はFIA F3を経ず、飛び級でFIA F2のシート獲得を決めた。なお、2026年FIA F2のシート獲得はフィッティパルディJr.が最初となる。


 フィッティパルディJr.は、「この機会をとても楽しみにしている。FIA F2でのレースは、僕にとって大きな学びの機会になるだろう。世界トップクラスのドライバーたちと、サーキットで戦えることは光栄だ。毎日、そして毎週、多くのことを学べることを期待しているよ」と、コメント。


 過去、FIA F3参戦を経ずにFIA F2昇格を決めたドライバーには、今季F1へ昇格したアンドレア・キミ・アントネッリ、そして今季もAIXレーシングからFIA F2に参戦するジョシュア・デュルクセンがいる。そのうちデュルクセンはフォーミュラ・リージョナル昇格後に優勝経験がないという状況にも関わらず、FIA F3をスキップしたものの、FIA F2デビュー後に計3勝(うちフィーチャーレース優勝は1回)を飾っている。


 下位カテゴリーで苦戦が続いたフィッティパルディJr.は、F1直下のFIA F2でその才能が開花するか。2026年シーズンの走りを楽しみにしたい。

父とともにF1パドックをたびたび訪れているエマーソン・フィッティパルディJr.(写真は2019年イタリアGPを訪れた際)
2018年に撮影されたフィッティパルディ家。左からエンツォ、ピエトロ、エマーソンJr.、エマーソン


(Text:autosport web)


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