最新記事
- 「僕のモチベーションはバッテリーのようなも...
- 「この規則下ではこういった事故はたくさん起...
- 「ラッセルは指示と逆のことをしていた」「SC...
- 「4度の王者を相手に守るのは簡単ではなかっ...
- 【WEEKLY ROUND UP Formula】アントネッリがF...
- FIAがベアマンのクラッシュに関し声明を発表...
- 【F1日本GP決勝の要点】最大の敗者となったラ...
- 【ポイントランキング】2026年F1第3戦日本GP...
- 【正式結果】2026年F1第3戦日本GP 決勝
- アントネッリが2戦連続の完勝。ホンダPU&ア...
- 2026年F1日本GPに3日間で31万5000人が来場。...
- 「自分を信じて、日本を飛び出して」F1のドメ...
剛性強化のみで新たなウイング規制をパスしたマクラーレン。フラップ形状も変えたライバル勢との差は拡大【トップチーム密着】
2025年6月6日
2025年F1第9戦スペインGPから新たな前後のウイングの検査方法が導入された。いわゆるフレキシブルウイング規制だ。これまでフロントウイング全体に対する100kgの荷重に対して、たわみは15mm以下であることが義務づけられたが、新しい技術指令ではそれが10mm以下へと厳しくなった。さらに片側だけの荷重に対しても従来の20mmから15mm以下へと変更とされた。同時に、任意の1点に6kgの荷重をかけるというフラップの個別テストも変更された。これまでは後端部のたわみが5mmを超えてはならないと定められていたが、それも3mmと厳しくなった。
この変更により、トップチームの勢力図が変わる可能性が指摘されていた。影響を最も大きく受けると見られていたのがマクラーレンだったが、蓋を開けてみれば、マクラーレンは予選でフロントロウを独占し、レースでもワン・ツーフィニッシュを飾った。

なぜ、マクラーレンは規制が強化されたにも関わらず、スペインGPで失速しなかったのか。
考えられる要因は、ふたつある。ひとつはマクラーレンが新しい規制に適応したウイングを2戦前の第7戦エミリア・ロマーニャGPから投入していたのではないかということだ。マクラーレンはスペインGPにアップデートパーツを持ち込んでいなかった。
もうひとつの理由は、この規制はマクラーレンだけに適用されたものではなく、全チームが対象となっているということだ。そのことは、スペインGPではマクラーレン以外のチームも規制をクリアするために新しいフロントウイングを持ち込んできたことでもわかる。
しかも、マクラーレンはこの新規制に対応するために、剛性を強化したものの、ウイングのフラップの形状には手を加えなかったのに対して、マクラーレンとチャンピオンシップを争っているライバルであるレッドブル、メルセデス、フェラーリはフラップ形状を変更している。


このフレキシブルウイングの新しい技術指令の影響を大きく受けたのは、マクラーレンではなくレッドブルとなってしまった。そのことは、この3連戦の初戦と3戦目のパフォーマンスを見ればわかる。
エミリア・ロマーニャGPの舞台であるイモラでの予選のマクラーレン(ポールポジションのオスカー・ピアストリ)と2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差は0.034秒差だった。それがスペインGPの予選では、3番手のフェルスタッペンはポールポジションのピアストリからコンマ3秒以上遅れた。
エミリア・ロマーニャGPで近づいたかに思えたマクラーレンとレッドブルの差は縮まっていたわけではなく、結果的に広がってしまった。したがって、この差を縮めるにはレッドブルがマクラーレンを上回るアップデートを行わなければならない。ただし、開発のリソースはそろそろ来年へ移行しなければならない時期となるだけに、そのアップデートを短期間でどこまでレッドブルが行うのかどうかは、非常に疑問でもある。

(Text : Masahiro Owari)
関連ニュース
| 3/27(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 3/28(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 3/29(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 72 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 49 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
| 5位 | ランド・ノリス | 25 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 21 |
| 7位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 8位 | ピエール・ガスリー | 15 |
| 9位 | マックス・フェルスタッペン | 12 |
| 10位 | リアム・ローソン | 10 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 135 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 90 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 46 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 18 |
| 5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 16 |
| 6位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 16 |
| 7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 14 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


