ストロールはカナダGPに間に合うのか。控えるドルゴヴィッチはル・マンの日程重複と、キャデラックとの関係を懸念
2025年6月3日
アストンマーティンのリザーブドライバーを務めるフェリペ・ドルゴヴィッチは、あと数日でF1デビューを果たすことになるかもしれない。ブラジル人のドルゴヴィッチは非常に緊張した待機状態に直面しており、2025年F1第10戦カナダGPでチームの2台目のマシンがどうなるのか、アストンマーティンから情報を得ることを切実に望んでいる。
レギュラードライバーのランス・ストロールは、第9戦スペインGPの予選Q2敗退直後に決勝レースの欠場を決め、過去6週間にわたり彼が苦しまされているとチームが述べている手と手首の問題を治すために、今週初めに手術を受ける予定だ。チームが詳細を明らかにしておらず、ストロールからも何も情報が出てこないため、彼がモントリオールでのレース、つまりホームグランプリに間に合うように回復できる可能性には疑問符がつく。たとえストロールがカナダGPに出場できるほど体調がよいと感じているとしても、彼は2023年シーズン開幕前の自転車事故後の復帰を急いだために、何度かのぶり返しが起きたことを間違いなく念頭に置いており、再発のリスクを冒したくないと考えているかもしれない。

理想を言えば、アストンマーティンはモントリオールでのレースに向けて、ドルゴヴィッチが一度もテスト走行したことのない数少ないサーキットのひとつであるジル・ビルヌーブ・サーキットについて、彼にシミュレーター作業をさせてできる限り多くの情報を収集し、準備を整えるようにするはずだ。問題は、ドルゴヴィッチが今週水曜日にル・マンに飛び、ジャック・エイトケンとフレデリック・ベスティとともに、カナダGPと同じ週に行われるル・マン24時間レースに出場する予定だということだ。?ドルゴヴィッチは、常に「F1が最優先事項だ」と明言しており、日曜日にバルセロナのグリッドでブラジルのテレビレポーターに同じ言葉を繰り返したが、モントリオールでストロールの代わりを務めるという完全な保証がなくても、ル・マンへの参戦を取りやめる用意があるとは断言しなかった。
元F2ドライバーのドルゴヴィッチにとってさらに問題なのは、GM傘下のキャデラックが来年初めてF1に参戦することから、チームの最初のふたりのドライバーのうちのひとりになるために彼がキャデラックと交渉中であることだ。ル・マン24時間レースのプラクティス開始の1週間前に突然交渉を中止すれば、キャデラックとの関係が悪化し、2026年にフルタイムでF1に参戦するチャンスが危うくなる可能性がある。
そのため、ドルゴヴィッチは今週末までにアストンマーティンに状況を完全に明らかにするよう求めている。また、彼はキャデラックにカナダGPに出場しなければならない可能性があることを警告し、モントリオールでストロールの代役として呼ばれる場合に備えて、キャデラックが代わりのドライバーを見つけられるようにしている。

(Text:GrandPrix.com / Translation : AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

