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ニューウェイがアストンマーティンF1加入後初レース現場に来場。モナコGPでチームの長所と短所を見極める
2025年5月23日
5月23〜25日に行われる2025年F1第8戦モナコGPで、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンF1加入後の初レース現場に来場。チーム代表のアンディ・コーウェルは、マネージングテクニカルパートナーを務めるニューウェイがモナコGPで担う役割を説明した。
レッドブルF1離脱後の2025年3月からアストンマーティンF1に正式加入したニューウェイ。これまでは主にシルバーストン近郊にあるファクトリーで稼働していたが、今週末のモナコGPでチーム加入後初めてのレース現場に来場した。
モナコGPでのニューウェイの存在は、2025年シーズンを争うアストンマーティンF1での影響力を強調するもので、コーウェルはニューウェイがチームの長所と短所を見極める能力を高く評価。直近のアップデートが明るい兆しを見せているなか、著名デザイナーのパドック復帰は、ローレンス・ストロールが率いるチームにとって重要な節目になる。
「今週末、彼はここ(モナコGP)にいる。そのため、我々がどのようにレースウイークの環境でチームを運営しているかを目の当たりにするだろう」とコーウェルは木曜日に語った。
「マシンを最適化する方法など、我々は異なる戦略で戦っているため、彼の経験と洞察力で『何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのか』を見極めることができる。これは『より強力なチームになるため、何に取り組むべきか』という我々の仕事に非常に役立っている」
ニューウェイの存在は単なる形だけのものではない。もちろん、彼がマシンを即座に再設計するわけではないが、彼の比類なき経験は、2025年型『AMR25』のパフォーマンス向上を目指すチームに、観察と助言というかたちで活かされるだろう。
シーズン序盤に苦戦を強いられたアストンマーティンF1にとって、前戦エミリア・ロマーニャGPで投入された最新アップデートが大きな進歩をもたらした。このため、モナコGPへのニューウェイ来場は、これ以上ないほどの絶好のタイミングと言える。

それでもコーウェルは、ニューウェイの最大の焦点は依然として将来、特に2026年に予定されている大規模レギュレーション変更にあることを明確にした。
「3月初めにエイドリアン(・ニューウェイ)がチームに加入したとき『2026年シーズンとマシンの構造に集中してもらう必要がある』と伝えた。なので、ここまで彼は主にそちらに注力してきたんだ」とコーウェルは説明する。
「ランチタイムの会話は、彼が何を食べているか、週末に何をしていたかといった話だけではない。既存のマシン、つまり2025年のマシンについてや、問題点の話も含まれている。ただし、2025年型マシンの開発は別のエンジニアリングチームが担当している」
ニューウェイはファクトリーを拠点にしながらも、すでにチームの技術的DNAを作り始めている。
「彼は2026年型マシンの開発に携わっており、我々が保有するツール、特にCFDや風洞、設計図から風洞実験結果に至るまで、情報の流れ全体を把握している」とコーウェルは続けた。
「そうすることで、我々は自分たちの強みと弱みを理解することができる。そして、その強みをどう維持し、弱点を改善するかを学ぶことができる」
そしてコーウェルは、ニューウェイが組織全体に貢献していることの重要性を改めて強調した。
「我々はより速いマシンを設計する必要があり、毎レースの最終ラップまでパフォーマンスを最大限に引き出す必要がある。なので、エイドリアンの経験、洞察力、創造性は、チームの全員にとって間違いなく役立つはずだ」
アストンマーティンF1がモナコの過酷な路面を走破するなか、ニューウェイの存在は、チームが短期的な改善と長期的な野心を融合させ、変革の時代への準備を整えていることを示している。

(autosport web)
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8位 | アレクサンダー・アルボン | 40 |
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4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 114 |
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