[Honda]フランスGP、バトンが5位入賞
2004年7月5日
フランスGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンが5位入賞。今季9回目となるポイント獲得を果たした。佐藤琢磨は1回目のピットイン直後の16周目に、エンジントラブルのためリタイアとなった。
決勝レース当日の天候は晴れ。前日の予報通り、スタート時間が近づくにつれて、どんどん気温は上昇した。午後2時の時点で、上空は雲一つない快晴。気温は28C、路面温度は43Cまで上がった。午後2時にレースはスタート。それほど波乱もなく、全20台が1コーナーへとなだれ込んで行く。B・A・R Hondaのバトンは、J・トゥルーリ(ルノー)に先行されたものの、D・クルサード(ウィリアムズ)を抜いて4番手をキープ。佐藤は一つ順位を落として、8番手だ。その後4周目には、フェラーリのR・バリチェロに先行を許し、9番手に後退する。
11周目、2番手を走っていたM・シューマッハ(フェラーリ)を始め、トップ集団の4台が次々にピットイン。さらにそこから15周目までに、ほとんどのマシンが1回目のピット作業へと向かう。バトンも14周目、佐藤は15周目にピットインした。ところがコースに復帰した直後、佐藤のエンジンは、右バンクから白煙を吐き始める。そして180Rを立ち上がったあたりでコース脇にマシンを止め、エンジントラブルによるリタイアを喫してしまった。
一方のバトンは、依然4番手で走行を続け、先行するトゥルーリを追う。30周目にバトンは2回目のピットイン。その後を追うように、各マシンが次々と2回目のピットイン作業を済ます。レース後半に入った40周目には、3番手を走行するトゥルーリとバトンの差は1.3秒にまで縮まった。しかし46周目には1.8秒と、なかなか背後に付くことができない。一方で5番手のバリチェロはすぐ後ろまで迫り、それを押さえながらの周回が続く。
51周目に、バリチェロが最後のピットイン。その間にバトンはペースを上げ、後続の引き離しにかかり、そして52周目にピットイン。コースに復帰した時には、すぐ前に先行していた3番手のトゥルーリ、そしてバリチェロとはサイドバイサイド。そしてその直後にバトンはバリチェロに前に出られ、5位に後退してしまう。僅差で続く3台のマシンによる3番手争いだったが、その後もコンマ5秒前後の差で終始プレッシャーをかけるものの、なかなか前者を捕えることはできない。3番手を巡る争いは、最終ラップの最終コーナーまで続き、土壇場でトゥルーリを捕えたバリチェロが3位表彰台を獲得。バトンはそのまま5位でチェッカーとなった。
中本修平 エンジニアリング・ディレクター
「バトン、ヤルノ(トゥルーリ)、ルーべンス(バリチェロ)3選手による3位争いは、良いバトルでしたが、もちろん表彰台を逃したことはとても残念です。再び琢磨選手のエンジンにトラブルが起きてしまい、非常に悔しいです。今週全力で原因究明をはかり、シルバーストーンに向けて対策を講じます」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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