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低調フェラーリ、2025年シーズンを諦めず。トップグループ復帰の鍵は新リヤサスペンションか
2025年5月16日
F1の2025年シーズン第1四半期におけるフェラーリの成績は非常に期待外れなものだった。しかし、スクーデリアの上層部は、SF-25には多くの可能性があると今なお確信しており、その開発を中止して来年のマシンのプロジェクトに集中するという決断を遅らせている。
ルイス・ハミルトンが中国のスプリントでポールポジションから勝利をつかみ、マイアミのスプリントで3位に入ったが、この2回のスプリントを除くと、フェラーリはマクラーレン、メルセデス、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに対して全くチャレンジできずにいる。シャルル・ルクレールは奮闘しているものの、今季ここまでの決勝ベストリザルトは3位で、表彰台は1回のみだ。
チーム代表フレデリック・バスールは、「タイトル争いをするチームは、シーズン後半までマシンの開発を継続しなければならない。一方で、そこまで戦えていないチームは2026年マシンの開発に早期に切り替えることになるだろう」と述べていた。しかし彼はまだ白旗を揚げるつもりはなく、エンジニアたちに対して、SF-25が秘めていると考えるスピードを引き出すために6月中旬までの猶予を与えた。

フェラーリにとって、最初の重要なタイミングは、スペインGPで訪れる。ここでフロントウイングの柔軟性に関し、より厳格な新たなテストが導入される予定であり、その影響で各チームの序列や格差に変化が訪れるかもしれないと考えられている。フェラーリは、ライバルのマクラーレン、レッドブル、メルセデスが競争力を失い、自分たちとのギャップが縮まることを期待しているのだ。
次の正念場はカナダGP、あるいはより現実的にはオーストリアGPで、そこでフェラーリは、アップデート版のリヤサスペンションを導入する計画を進めているといわれる。
ハミルトンは、新しいリヤサスペンションに関する作業にすでに取り組んでいるといううわさを否定しているが、スクーデリア関係の情報筋によると、チームは、リヤサスペンションのアップデートによって、より極端なメカニカルセットアップでリヤの高さを下げることなどを可能にし、現在不足しているダウンフォースを獲得することを目指しているという。構造は現在と同じプルロッド方式を維持するが、シーズン当初から問題となっているらしいギヤボックスとの相互作用の面が改善されることが期待されている。
新しいリヤサスペンションでは、ギヤボックスへの取り付け位置が変更され、それにより、システムのキネマティクスが改善されるものと考えられている。SF-25は、コーナーの中盤から出口にかけてリヤが神経質になり過ぎるという問題点を抱えている。フェラーリは、新たなリヤサスペンションにより、リヤのダウンフォースをより多く獲得し、リヤの安定性を高めることを目指しているのだ。

このアップデートをコース上で走らせた時に、シミュレーションによってチームが期待していた内容に一致する結果を得られ、勝利争いに加わることができれば、フェラーリは夏の間も空力開発を継続するだろう。しかし思うような結果が出なかった場合、2026年に期待し、SF-25に関するすべての作業を直ちに停止、技術部門全体が来年のマシンの設計と開発に集中することになる。
(Text : GrandPrix.com)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

