フェルスタッペン、スプリントは不運な最下位、予選はトップに「予想外のポール。最速ではないがうまくまとめた」
2025年5月4日
2025年F1マイアミGPの土曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはスプリントではペナルティにより17位、予選では今季3回目のポールポジションを獲得した。
ウエットコンディションのスプリントでフェルスタッペンは1周目、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の後退により3番手に上がった。レース後半、各車がドライタイヤに交換するなか、フェルスタッペンがピットに入った際に、インシデントが発生した。レッドブルは、フェルスタッペンを、ファストレーン走行中のアントネッリの進路上にリリース、それにより2台が接触したのだ。フェルスタッペンはウイングにダメージを受けた状態で、3番手でコースに復帰するも、すぐにルイス・ハミルトン(フェラーリ)に抜かれて4番手に。アントネッリは、自身のピットボックスに入ることを諦め、その1周後に再度ピットインを行い、4番手から11番手に順位を落とした。

フェルスタッペンは4位でフィニッシュしたが、『危険なリリース』として10秒のタイムペナルティが科されたために、最下位17位に降格された。スチュワードは、「ドライバーはこのインシデントを回避するためにできる限りのことを行ったことを認め、この件に関してペナルティポイントを科さないこととする」と述べている。
予選では、Q3最初のランで暫定トップに立つが、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)との差はわずか0.003秒。最後のアタックで両者ともに自己ベストタイムを更新した結果、フェルスタッペンが0.065秒差でポールを勝ち取った。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
スプリント 17位(4番グリッドスタート)
予選 1番手(Q1=1番手1分26秒870:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分26秒643:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分26秒204:ソフトタイヤ)

「今日ポールポジションを獲得できたのは予想外だった。ラップをしっかりまとめることができ、大きなミスをあまりしなかったので、それはとてもポジティブな点だ」
「今日の始まりはあまり良くなかった。スプリントはうまくいかなかったんだ。ペナルティの後ではできることがあまりなかったので、ただ気持ちを切り替えて、予選でベストを尽くすしかなかった。そうしてその日のうちに最下位からトップまで上がることができた」
「予選前にマシンのセットアップを少し調整し、予選の各セッションを経るなかで、少しずつ向上していった。依然として低速での改善の余地があると思っているし、1ラップペースにおいて僕たちが最速だとは思わないが、それでもラップをまとめきることができた。それが予選において最も重要なことだ」
「サーキットに到着すればレースモードに入るし、もちろん、ポールポジションを達成できたことにとても満足している。最終的にすべてがチームの努力によるものだ。細部すべてに目を向けて、このマシンで最善を尽くそうとしている」
「明日については、ドライコンディションであれば同じようなペースは出せないかもしれないが、ウエットコンディションになれば多くのことが起こり得る。それにしっかり対応していかなければならない」
「それなりに良いペースはあるけれど、可能な限りすべてを最大限に引き出す必要がある。何ができるか見ていこう」
(autosport web)

1位 | オスカー・ピアストリ | 99 |
2位 | ランド・ノリス | 89 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 87 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 73 |
5位 | シャルル・ルクレール | 47 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 38 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 31 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 20 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 188 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 111 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 89 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 78 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 25 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

