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角田裕毅に求められる予選Q3までの戦略性。スタート直後の1コーナー攻防についての見解【中野信治のF1分析/第5戦】
2025年4月27日
ジェッダ・コーニッシュ・サーキットを舞台に開催された2025年F1第5戦サウジアラビアGPは、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が今季3勝目/キャリア通算5勝目を飾りました。
今回は、予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のQ3でのアタック、角田裕毅(レッドブル)の戦い、そして今回のレースの勝敗を分けたピアストリとフェルスタッペンのスタート直後の攻防について、元F1ドライバーでホンダの若手ドライバー育成を担当する中野信治氏が独自の視点で綴ります。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ピアストリが連勝を飾り、ポイントリーダーに浮上する結果となったサウジアラビアGPでしたが、フェルスタッペンも予選でポールポジションを獲得するなど、スピードを見せてくれました。
マシンのポテンシャル差を考えれば、依然としてマクラーレンに軍配があり、レッドブルが先行することは難しいだろうと予想していました。ただ、ストレートスピードの速いレッドブルにとって、ジェッダのコース特性は相性が悪くはないので、マクラーレンに次ぐポジションで予選を終える可能性はあるだろうとは思っていましたが、その期待を超えるポールポジション獲得には正直驚かされました。
少しピーキーな挙動を見せるレッドブルの2025年型マシン『RB21』にとって、中高速コーナーが連続するジェッダのセクター1は得意ではない区間に思われましたが、Q3のフェルスタッペンはRB21の限界を超えたドライビングで、セクター1でも全体ベストを記録しました。また、Q3では裕毅のトウ(スリップストリーム)を使うことができたことも大きかったと思います。
このトウの効果も含めた走りで、フェルスタッペンはセクター1で約0.1秒タイムを縮めました。その上で、Q3で2番手となったピアストリとのタイム差は0.01秒でしたので、Q3でのセクター1の走りが予選での勝敗を分けたと言えるでしょう。前回のコラムで『正しい戦略を導く強さと、チームを信じて戦うドライバーふたりの仕事ぶりがすべてポジティブに働けば、ジェッダでもクルマのポテンシャルを超える結果が得られるのではないかと思います』とお話ししましたが、まさにそのような展開となった予選でした。

■Q3で2セット使うために。角田裕毅に求められるQ1の1セット通過
そんな好アシストを見せた裕毅は、予選Q3を8番手で終えました。Q2で記録した自身のタイムにも届かず悔しい結果となったのは、予選が進むにつれて変化した路面コンディションに対応しきれなかったからでしょう。Q1で2セットのニュータイヤを投入したことにより、Q3に向けて裕毅はニュータイヤを1セットしか残していませんでしたので、路面コンディションの変化が一番大きいQ3で1アタックしかチャンスがありませんでした。
Q3でニュータイヤを2セット使えるよう、Q1を1セットのタイヤで乗り切れるかどうかが、今後の裕毅にとってのポイントなのではないかと感じますね。今のRB21はミスなく限界を引き出すことが難しいクルマです。Q3でランド・ノリス(マクラーレン)のクラッシュ伴う赤旗中断を挟み、セッション後半に再開されると、フェルスタッペンは早めにコースに入りし1分27秒559を記録しました。
これは、路面の変化の確認や高速コーナーに対し、目をならす意味合いで行う練習アタックでした。本アタックの前に、1回練習アタックができる状況をQ1の段階から準備しておき、Q3セッション終盤に2セット目のニュータイヤに履き替えたフェルスタッペンは、1分27秒294をマークしてポールポジションを手にしました。
当然、2度ニュータイヤでアタックするとなると、12分間のQ3では時間的余裕がなく、もし再度赤旗が入れば本アタック前にQ3が終了してしまうというリスクもありますが、フェルスタッペンとレッドブルは、このチャンスを最大限に活用したかたちです。裕毅にとって、RB21というクルマに慣れることが第一ですが、今後は予選でいかに戦略的に戦えるかも問われてきますね。
RB21に慣れ、Q1をニュータイヤ1セットで乗り切れるスピードを見せることができれば、Q2、Q3へ向けてはポジティブに戦いを進めることができるでしょう。今後の裕毅の予選の戦い方には注目したいと思います。
裕毅の決勝は、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)との接触で早々にリタイアとなりました。もったいないとも感じましたが、あれは避けようのないアクシデントでした。ふたりとも悪い部分があったわけではなく、タイミングが悪かったという点に尽きます。ただ、まだシーズン序盤です。裕毅はクルマに慣れると同時に、チームに対しRB21に関するフィードバックを通じてクルマのポテンシャルを上げることも大切な仕事ですから、次戦マイアミGPに向けては気持ちも切り替えて臨んでほしいですね。

■ピアストリ対フェルスタッペン。スタート直後の攻防についての見解
(Shinji Nakano まとめ:autosport web)
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| 1位 | ジョージ・ラッセル | 51 |
| 2位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 47 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 34 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 33 |
| 5位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 6位 | ランド・ノリス | 15 |
| 7位 | ピエール・ガスリー | 9 |
| 8位 | マックス・フェルスタッペン | 8 |
| 9位 | リアム・ローソン | 8 |
| 10位 | アービッド・リンドブラッド | 4 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 98 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 67 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 18 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 17 |
| 5位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 12 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 12 |
| 7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


