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角田裕毅、ガスリーとの接触について調査を受けるも、“レーシングインシデント”との判断でペナルティはなし

2025年4月21日

 2025年F1サウジアラビアGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は1周目のアクシデントにより、リタイアを喫した。ピエール・ガスリー(アルピーヌ)との間に起きたこのアクシデントについてスチュワードは調査を行った結果、これは「1周目に起きたレーシングインシデント」であると判断し、ペナルティを科さないことに決めた。

 8番グリッドからスタートした角田は、9番グリッドのガスリーとの間にクラッシュが発生したことで後退。ガスリーはその場でストップ、角田はピットまで戻った後にチームがリタイアすると判断した。


 レース後、スチュワードは「22号車(角田)がターン5で10号車(ガスリー)との接触を引き起こした疑い」について調査した。

角田裕毅(レッドブル)&ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2025年F1第5戦サウジアラビアGP スタート直後に並走する角田裕毅(レッドブル)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)

 その結果、スチュワードは次のような声明を発表した。


「22号車と10号車は第1周にポジション争いをしていた。彼らは4つのコーナーを問題なく通過したが、ターン5で接触した」


「両当事者は、これは第1周のインシデントであり、いずれか一方が完全または主に責任を負うものではないと合意した。我々は、これは本当に第1周のインシデントなのか、それとも第1周に起きた2台の車両(それ以外の車両は関与していない)によるインシデントなのかを検討した」


「最終的に、コースが狭く、かつ55号車(カルロス・サインツ/ウイリアムズ)が22号車のすぐ前にいたという事実に鑑み、両ドライバーの評価に我々は同意し、これは第1周のインシデントとして扱うべきであり、これ以上の措置は必要ないと判断した」


 角田はレース後のインタビューにおいて、「接触を避けるためにできる限りのことをした」「レッドブルのマシンで周回を重ねる機会を失ったことが残念」と述べていた。



(Text : autosport web)


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