ＦＩＡは、２００５年Ｆ１世界選手権が１９戦で行われることを明らかにした。今回の発表は、イベント数がさらに増えるのではないかという予想を裏付けることになった。

　２００４年シーズンのカレンダーには、すでに新しいグランプリが含まれている。今年４月にグランプリ史上初めて中近東で行われたバーレーンＧＰ（ミハエル・シューマッハーが優勝）や、９月に上海で行われる初の中国ＧＰがそうである。
　ＦＩＡのこの発表により、かつてＦ１を招致したことのない国でグランプリが開催されるのでは、という推測が高まることになるだろう。また、２００５年にカレンダーから外れるものと予想されているイモラの未来にも、大きな影響を及ぼしそうだ。ロシアでの開催は疑わしく、インドも政権が交代したことにより、グランプリ開催計画は頓挫したように思われる。そういった中、トルコが２００５年開催地のもっとも有力な候補と見られる。
　だが、その他に来シーズンにＦ１を招致する準備が整っている国はなく、従って、ＦＩＡの発表した１９戦という数を考えると、来季はイモラも命拾いするのではないかという予測も根強い。
　しかし、来年のカレンダーは具体的な形では発表されておらず、２００５年に開催を予定する各レースを最適な形でカレンダーに埋め込むために、日程を調整しているものと思われる。

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