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ピアストリが2度目のPP。角田裕毅、レッドブル移籍後初Q3進出決める【予選レポート/F1第4戦】
2025年4月13日
現地時間4月12日、2025年F1第4戦GPの予選がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がキャリア2度目かつ今季2度目のポールポジションを獲得した。
2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となり、角田裕毅(レッドブル)は10番手となっている。
日没後の現地時間19時、気温26度、路面温度31度、湿度58パーセントというコンディションで、予選セッションは開始された。なお、ホームストレートでは追い風となる北西向き3〜4m/sの風が吹いていた。
■Q1:レーシングブルズのローソン、DRSトラブルに泣く
18分間のQ1。レッドブル勢2台は早めにファーストアタックへ。先にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がアタックに入り、セクター1全体ベストをマークも、最終ターン14でコースオフし、そのままピットレーンへ。
続いて角田が1分32秒096(ファーストアタックでは9番手に相当)をマークするが、角田も最終ターン14でコースオフを喫しており、四輪脱輪に伴うタイム抹消に。レッドブル勢のQ1ファーストアタックは2台揃って空振りとなってしまう。
事前に3回行われたフリー走行(FP)はいずれもマクラーレン勢がトップタイムをマークしていたが、予選でもその速さは健在だった。ファーストアタックで、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分31秒107で暫定首位、ピアストリが1分31秒392で暫定2番手につける。

セッション終盤、レッドブル勢はニュータイヤに履き替えて1アタックにかける。フェルスタッペンは首位ノリスから0.196秒遅れの3番手、角田はフェルスタッペンから0.448秒遅れの14番手でQ2進出を果たした。
なお、終盤のアタックでルイス・ハミルトン(フェラーリ)がノリスから0.112秒差の2番手でQ2進出を果たしている。
Q1敗退は16番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、17番手リアム・ローソン(レーシングブルズ)、18番手ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、19番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、20番手オリバー・ベアマン(ハース)の5台となった。
なお、17番手ローソンは10番手アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)から0.574秒遅れとなったが、DRSの不調が影響したようだ。

■Q2:ハースのエステバン・オコンが大クラッシュ。角田裕毅が移籍後初Q3進出決める
続く15分間のQ2は角田が真っ先にアタック入り。しかし、角田がセクター2を迎えた残り11分、エステバン・オコン(ハース)がターン3の縁石に車体を乗せてバランスを崩し、アウト側のバリアに激しくクラッシュ。
オコンは自力でマシンを降りたが、これでセッションは赤旗中断に。Q2最初のアタックからニュータイヤを投入していた角田にとっては不運な赤旗となってしまう。

セッション再開を迎えると、残り時間6分というところでピアストリが1分30秒454をマークし首位に浮上。0.106秒差の2番手にノリスが続いた。ユーズドでQ2最初のアタックに臨んだフェルスタッペンは計測を打ち切りピットへ戻ることに。
これまでQ2でタイムを残していない角田は、残り2分30秒という早めのタイミングで最後のアタックへ入ると、ピアストリから0.774秒遅れの1分31秒228で10番手となる。なお、このタイムはフェルスタッペンから0.209秒差だ。
角田の後から各車タイムを記録するが、最後のアタッカーとなったジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)が角田に0.017秒届かず11番手となり、角田が10番手でレッドブル移籍後初のQ3進出を果たした。
Q2敗退は11番手ドゥーハン、12番手アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、13番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、14番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、そしてクラッシュを喫し15番手となったオコンの5台となった。

■Q3:乗れているピアストリ。苦悩続くレッドブル
ポールポジションを決める最終Q3は12分間のセッション。ユーズドタイヤの角田は1分31秒637をマークし暫定5番手に。続いて同じくユーズドのフェルスタッペンがアタックも、セクター1でタイムロスがあり、角田には0.420秒届かない。フェルスタッペンは「ブレーキがぜんぜん効かないよ!」と無線で訴える。
一方のピアストリは1周ユーズドのタイヤで1分30秒233を軽々しくと叩き出し首位の座をキープ。ラッセルはQ3最初のアタックからニュータイヤを投入したが、ピアストリには0.131秒届かず暫定2番手に。暫定3番手にユーズドを履いたノリスが続いた。
セッション終盤、真っ先にニュータイヤに履き替えた角田がコース入り。角田は自己ベストを0.334秒縮めるも、ライバル勢はさらにタイムを縮めてきた。そんななか、ラッセルが1分30秒009を叩き出し暫定トップに浮上する。
一方で、好調かと思われたノリスはミスもあって6番手に。ただ、ピアストリが1分29秒841という驚きのタイムを叩き出し、マクラーレンのスピードを見せつけると、キャリア2度目かつ今季2度目のポールポジションを獲得した。0.168秒差の2番手にラッセル、0.334秒差の3番手にルクレールが続いた。
以下、4番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、5番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、6番手ノリス、7番手フェルスタッペン、8番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、9番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、10番手角田となった。
2025年F1第4戦バーレーンGP、57周の決勝レースは13日の日本時間24時(現地時間18時)にスタートが切られる予定だ。




(Text:autosport web)
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1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

