北米２連戦を終えて、Ｆ１はヨーロッパに戻り、いよいよシーズン後半戦に入る。ここまで圧倒的な強さで選手権をリードしているフェラーリのミハエル・シューマッハーは、次戦フランスＧＰでも当然勝利を狙っている。
「次の２連戦、マニ−クールとシルバーストンの準備は整っているよ」とシューマッハー。「このふたつのコースは、牧歌的な雰囲気やのどかな静けさがあって好きなんだ。アメリカやモントリオールとはまったく違っている」
「ふたつともかなりドライビングが難しく、ものすごくチャレンジングだから好きだよ。マニ−クールは、“極めて困難”と言っていいだろうね。気温が高いために、レースで周回数を重ねるにつれてどんどん路面が滑りやすくなるからすごく大変なんだ。でもドライバーはそういう状況の中でうまくやらなければならない。僕らはバルセロナで集中的にテストを行ったから、マニ−クールへの準備は整ったと考えている」
「僕らのマシンがいいパフォーマンスを見せられなかったサーキットは、これまでのところひとつもない。だから、フランスにも落ち着いた気分で臨めるよ。僕らはマニ−クールでも勝ちを狙っていけると思うし、いい結果を挙げ続けるために頑張っていく。僕は勝ちたいんだ。フェラーリはここでも好調だと思う」

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