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メルセデスのルーキー、アントネッリが3つの新記録を打ち立てて入賞「次の目標は優勝だ!」
2025年4月7日
2025年F1日本GP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは5位、アンドレア・キミ・アントネッリは6位を獲得した。
ラッセルは5番グリッドからミディアムタイヤでスタート、ハードに交換する1ストップで走った。レース序盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろ5番手を走行、前のマシンに接近し続けたことでタイヤを傷めてしまった。アンダーカットを試みて、19周目にミディアムスタート勢では最初にピットストップを行ったが、前に出ることはできなかった。
レース終盤、前を走るルクレールより良いペースで走り、再びギャップを縮めたものの、1.265秒届かず、ラッセルは5位フィニッシュとなった。

アントネッリは、ラッセルと同じくミディアムからハードへの1ストップだったが、ファーストスティントを非常に長く取ったことで、10周にわたりトップを走行、31周目にタイヤ交換を行った。後ろにはハードからミディアムの戦略を採るルイス・ハミルトン(フェラーリ)が走っており、ハミルトンが1周早くピットストップを行ったが、アントネッリとメルセデスはハミルトンのアンダーカットを阻止した。
ハミルトンのすぐ前でコースに復帰したアントネッリは、フェラーリより良いペースで走り続けたことで、ハミルトンとのギャップを徐々に広げ、最終的には10.511秒の差を築き、前を走るラッセルとの差は1.309秒まで縮めて6位でフィニッシュした。なお、アントネッリは、50周目に全体のファステストラップを記録している。
18歳224日のアントネッリは、レースをリードした最年少ドライバー、最速ラップを記録した最年少ドライバーという記録を打ち立てた。さらにそのタイム1分30秒965は、鈴鹿サーキットの新たな決勝コースレコードだった。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(53周/53周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「フラストレーションがたまるレースだった。上位6台がすべてグリッドと同じ位置でフィニッシュしたんだ。つまり、昨日の予選パフォーマンスがグランプリの行方を左右したことになる」
「オーバーテイクがとても難しいサーキットである上に、簡単に1ストップで走ることができたため、ポジションを上げるチャンスがほとんどなかった。最初のスティントの終わりにルクレールに対するアンダーカットを成功させようと全力を尽くした。でも残念ながら重要な2周にトラフィックに対応しなければならず、十分なペースを発揮できなかった。でも、どんな戦略を試したとしても、最終的には5位フィニッシュだっただろう」
「フラストレーションの主な原因は、昨日の予選でベストを尽くせなかったことにある。プラクティスで示したペースからすれば、僕たちのマシンはグリッドの2列目以内を争うことができたはずだと思うからね。今年初めて、予選で自分たちのポテンシャルをフルに発揮することができなかった」
「残念だけど、次のバーレーンで挽回することができるだろう。バーレーンは鈴鹿とは全く異なるコースで、はるかに気温が高く、路面が粗いサーキットだ。各チームの相対的なパフォーマンスの位置を見るのは興味深い。全員にとって新たな試練になるだろう」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(53周/53周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ファステストラップ:1分30秒965(50周目)
「僕にとって良いレースだった。レースの展開にも、自分たちが示したスピードにも満足している。前に空間ができるとペースがとても良くなり、ミディアムタイヤでのスティントを延長することができた。良いフィーリングだったよ」
「ハードタイヤに交換した後も、マシンの感触は良くて、安定したラップタイムを刻むことができた。前のマシン(ラッセルとルクレール)との差を縮めつつあったけれど、追いつくには時間が足りなかった」
「何周かトップを走り、レースをリードしたF1史上最年少ドライバーになれたこともうれしかった。次の目標は、レースで重要な唯一のラップ、つまり最終ラップをリードすることだよ!」
「全体的に良い週末だった。素晴らしいコースだし、週末の終わりにはうまく走れるようになったと感じる。マシンに乗るたびに学習を積み重ね、W16に慣れていっている。バーレーンに行くのが楽しみだ。今後も改善を続け、今日よりもさらに上位のポジションを争えるようになりたい」

(Text : autosport web)
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1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

