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フェルスタッペン、心理戦を制してホンダに捧げる感謝の完勝。角田裕毅は入賞届かず【F1日本GP決勝レポート】
2025年4月6日
4月6日、2025年F1第3戦日本GPの決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウインで今季初/自身通算64勝目となる勝利を飾った。今回の優勝で、フェルスタッペンは日本GP4連勝を記録した。
2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は12位でチェッカーを受けた。
春開催2度目となった鈴鹿サーキットでのF1日本GP。前日までは乾燥もあってコースサイドの芝生に火が上がることもあったが、6日朝は鈴鹿市に雨が降った。
その後、10時半ごろには雨も止み天候は曇りとなった。路面はところどころわずかにウエットパッチ(水たまり)が見られるが、ドライコンディションとなった。
スタートタイヤは20台中15台がミディアムタイヤ(イエロー/C2)を選択。一方、8番グリッドのルイス・ハミルトン(フェラーリ)、17番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、18番グリッドのガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)の3台はハードタイヤ(ホワイト/C1)をチョイスした。
そして、19番グリッドのジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、20番グリッドのランス・ストロール(アストンマーティン)の2台がソフトタイヤ(ホワイト/C3)を履いた。
53周の決勝レースは気温14.4度、路面温度21.1度、湿度76パーセントというコンディションでスタートを迎えた。
接触やアクシデントもないクリーンなスタートとなり、ポールシッターのフェルスタッペンがトップのポジションを守り、2番手にノリス、3番手にピアストリのマクラーレン勢が追う展開に。
一方、14番グリッドスタートの角田はリアム・ローソン(レーシングブルズ)をかわし13番手でオープニングラップを終えた。

これで角田の前方はピエール・ガスリー(アルピーヌ)となった。角田はガスリーのDRS圏内をキープするが、なかなかガスリーをかわすには至らない。
トップ10圏内でも、ハミルトンがアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)をパスして7番手に浮上した以外は順位変動がなく、序盤は各車ミディアムタイヤを温存しつつ、ライバルとの前後関係をコントロールする周回が続いた。
レースが動いたのは5番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)がハードタイヤに交換した20周目だった。続けて、翌21周目には3番手ピアストリがピットへ。
真っ先に履き替えたラッセルのペースを見て、22周目にフェルスタッペンとノリスが同時にピットへ。ノリスはピットアウト時にフェルスタッペンに並びかけ、右側の芝生にタイヤを乗せるシーンを見せたが、ここでの順位変動はなかった。
角田はガスリーに対するアンダーカットを狙うべく、24周目にハードタイヤに履き替え、アウトラップのセクター2、セクター3から自己ベストを更新する走りを見せる。
ガスリーは角田のアンダーカットを封じるべく25周目にピットへ。しかし、ガスリーのピットはわずかに停車時間が長く、角田はガスリーを先行することが叶った。
これで12番グリッドスタートのフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)を追う展開となった角田。アロンソは25周目にハードに変えており、角田とは同じ戦略を採っていた。
それゆえに、アロンソを早めに攻略したい角田だったが、アロンソはギャップを徐々に広げにかかり、角田をDRS圏外に出すとポジションをキープする。

レース終盤が近づく46周目、3番手のピアストリが2番手ノリスの背後に迫る。ペースはピアストリの方がわずか速いが、ノリスの1.1秒先に首位のフェルスタッペンがいる状況ゆえに、マクラーレンはチームオーダーを出さず、ファイナルラップを迎えた。
トップ3台が2.7秒以内という接戦のまま53周目のトップチェッカーをフェルスタッペンが受け、ポール・トゥ・ウインで今季初/自身通算64勝目を飾った。
2位にノリス、3位にピアストリが続いた。ホンダ/HRCとのタッグ最終年となる2025年シーズン、開幕から続いたマクラーレンの連勝を、ホンダ/HRCのパワユーニットとともにレッドブルのフェルスタッペンが止めたかたちとなった。
以下、4位シャルル・ルクレール(フェラーリ)、5位ラッセル、6位アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、7位ハミルトン、8位アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、9位アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、10位オリバー・ベアマン(ハース)までが入賞。
レッドブル移籍初戦かつ、4度目の母国グランプリを迎えた角田は12位となった。
次戦となる2025年F1第4戦バーレーンGPは4月11日〜13日に、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される。






(Text:Takahiro Kawano / autosport web)
4/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
4/5(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
4/6(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

