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レッドブル角田裕毅が凱旋初登場「嬉しいと感じる時間もなかった」。移籍の心境をホンダ青山ラストイベントで報告
2025年3月30日
F1第3戦日本GPを前に、レーシングブルズからレッドブルへの移籍が決定した角田裕毅が、日本のファンの前にその姿を現した。都内のホンダ青山本社の建替えに伴う『Hondaウエルカムプラザ青山グランドフィナーレ』のイベントに角田裕毅が登場。かつての恩師でもある道上龍との対談を行い、先着400名のファンの前で目前に迫ったF1日本GP、そしてレッドブル移籍後の初戦への抱負を述べた。
Hondaウエルカムプラザ青山の2025年3月31日での休館に合わせて、3月30日(日)、31日(月)の両日にわたって開催されたイベントの日曜日に登壇したレッドブル・レーシングの角田裕毅。当初はレーシングブルズの角田として登場予定だったが、イベント3日前の3月27日(木)にレッドブルのリアム・ローソンの不振でわずか2戦を終えたところでドライバー交代となり、角田がレーシングブルズからレッドブルに移籍。結果的にレッドブルの角田として、このイベントがファンの前に姿を現した最初となった。
先週の木曜日にレッドブルへの移籍が正式発表されてから、角田が公の場に姿を表すのは国内初、どころかこのイベントが世界初。偶然のタイミングとはいえ、現在のホンダ青山ビルの最後が、日本人初のF1トップチーム入りを果たしたレッドブル角田としてのワールドプレミアと重なったタイミングにも、日本のF1ファンとしては何かしらの巡り合わせを感じざるを得ない。
まだまだ始まったばかりのレッドブル角田フィーバー、その始まりの奇跡的なワールドプレミアの時間を共有したいと願うファンは、午前9時に配布される限定400名の整理券を求めて、先頭のファンは朝4時30分からホンダ青山のビルに並んでいたという。
今回のイベントはファン向けのイベントとして、報道関係者席、専用撮影エリアは準備されておらず、オートスポーツwebでも編集部員がファンと同様に朝6時過ぎに列に並んだ。朝6時の時点では50〜60人ほどの列ができており、当初9時配布の予定だった整理券は時間が前倒されて8時過ぎに締切。編集スタッフも無事に整理券を入手することができた。
13時から始まったイベントでMCが角田を呼び込むと、会場からは「ユウキ! ユウキ!」のコールとともに2階の階段から角田が登場。角田はデニム調のジャケットをまとい、レッドブルウエアでの姿は次の機会にお預けとなったが、早朝から並んで入場が叶ったファンからは大歓声が挙がった。
「みなさん、こんにちは。わざわざ集まって頂きましてありがとうございます。400名と聞いて驚いています。僕としてもまさかいきなり日本GPで、レッドブル・レーシングで走れるとは思っていなかったですし、ホンダとレッドブルの最終年というタイミングで、すべが噛み合ったいい状態で今ここに立てていると思うので、本当にこれはみなさんの応援、サポートしてくれたたくさんの方のおかげだと思っています。みんなと一緒に今回の鈴鹿、日本GPを楽しんでいけたらなと思っています」
MCから、レッドブルへの移籍が決まった時の気持ちを尋ねられた際には、角田節が炸裂した。
「嬉しいという気持ちはありましたけど、正直、それ以上は特には何も思わなくて。つまんなくてすみません(会場爆笑)」
「こんなシチュエーションになって現実味がなくて、(レッドブルでの)デビューが鈴鹿の前というこれ以上ないチャレンジングなシチュエーションで、とてつもないエキサイティングなレースになるなと」
「(移籍が決まった直後は)本当にバタバタして、シミュレーターやシート合わせとかで、嬉しいという気持ちをじっくり感じる時間もなかったです。レーシングブルズのエンジニアやスタッフにも『今までありがとう』と挨拶をしたり、(いろいろな感情が)ミックスしたフィーリングでしたが、意外と落ち着いていました」
レッドブルへの移籍発表後、所属していたレーシングブルズへの感謝の言葉を除いては、「挑戦への覚悟はできている」とSNSでコメントを残して以来、このホンダ青山本社でのフィナーレイベントがレッドブル角田裕毅として、初めての肉声での報告となった。
恩師として登壇した道上龍も、「(移籍の経緯に関して)いろいろ意見があると思いますが、トップチームに移籍できて、F1での優勝も夢ではなくなった。裕毅らしい走りをしてくれれば」とカート時代の愛弟子のF1トップチーム移籍を喜ぶとともに、翌週に迫った日本GPへエールを送った。
「レッドブルでまずは表彰台に乗りたい。自ずと結果はついてくるはず。どんどんプレッシャーをかけてください。みなさんと一緒に楽しんでいければ」と翌週の日本GPに向けて抱負を語った角田。
この後、角田は日本GP前の4月2日に東京、お台場で開催される『F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2025』にて、旧車のF1マシンのデモランやトークショに参加する予定となっている。鈴鹿サーキットでの日本GPを前に、角田フィーバーがいよいよ本格化してきた。




(Text : autosport web)
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1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

