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2年続けてチケット完売。F1人気が高まる中国でふたつめのグランプリ開催の検討進む

2025年3月28日

 中国で開催されるふたつめのグランプリ計画は、2024年と2025年のレースが満席になったことによって後押しされており、地元ファンの関心は2019年末以前の状況と比べて大幅に高まっている。


 上海インターナショナル・サーキットで初めてグランプリが開催されたのは、いまから21年前の2004年のことだったが、当時は地元の関心が低かったため、面子を重んじる共産党政府は何万人もの軍の将校に対し、日曜日のレースのためにサーキットに行きすべての席を確実に埋めるよう命じた。

 当然その命令は実行されたため、テレビの放送が始まったときにグランドスタンドは満員だった。しかし、レース開始から30分も経つと制服を着た人々は全員すぐに帰路につき始め、ドライバーたちはガラガラの観客席を前でレースをすることとなった。


 翌年、ターン12周辺の非常に大きなスタンドは姿を消し巨大な広告板だけとなり、現在までその状態が続いている。


 ファンは10年間サーキットから遠ざかっていたが、上海の地下鉄がサーキットまで延伸されると、グランプリのチケットが完売する見込みはまったくなかったにもかかわらず、観客数は大幅に増加していった。

2年続けてチケット完売。F1人気が高まる中国でふたつめのグランプリ開催の検討進む
上海インターナショナル・サーキットに詰めかけたF1ファン

 中国では、国内で発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックが続いた4年の間、モータースポーツのイベントに対し国境閉鎖を継続したが、グランプリが開催されなかった4年間で状況は一変した。冒頭のとおり昨年と今年はレースチケットが完売したため、レースウイーク中にサーキットのチケット売り場はクローズドとなったのだ。


 この盛況ぶりを見たグランプリのプロモーターは、ファンはもうひとつのイベントにも集まると確信しており現在、中国国内でふたつめのグランプリを開催することを検討している。なお、その開催地だが、結局のところ中国は広大で地元のファンだけでスタンドを埋めることができるが、初期の兆候からもうひとつのレースは北京のような大都市ではなく、中国が海外からの観光客を誘致したい地域で実施したい考えがあるようだ。


 中国南部、ベトナムと香港の中間に位置し“東洋のハワイ”とも言われる海南島は、以前からふたつめの中国GPの開催地候補として挙げられており、海外のファンを引きつけるには理想的な立地と言えるだろう。COVID-19パンデミックによりシーズン前半が中止される以前、ベトナムは2020年のカレンダーに入っていた。仮に海南島でのレースが実現した場合、同地域のファンは観戦するのに短いフライトで済むことになる。



(Text:GrandPrix.com / Translation : AKARAG)


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