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いよいよF1フル参戦を迎える6人の若手ドライバー。天候次第ではデビュー戦で表彰台獲得の可能性も
2025年3月14日
シーズン最初のレースに出場したドライバーが、その3カ月前のアブダビでの最終戦に出たドライバーとまったく同じだった状況から1年後、6人のニューフェイスが2025年のF1世界選手権に参戦することになった。つまり、出場者の約30%はこれまでF1のフルシーズンを経験したことがなく、3人はまだグランプリに出場したことがないということだ。
レッドブルの新ドライバーであるリアム・ローソンをルーキーとみなすのは、少々無理がある。ニュージーランド出身のローソンは、過去2シーズンにダニエル・リカルドの代役として11回のグランプリに出場しているからだ。しかし、多くの人々は彼をルーキーとみなしているし、彼はメルボルンでのシーズン開幕戦で最も競争力のあるマシンを持つルーキーになる可能性が高い。

しかし、イタリアの新星アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)も、オーストラリアGPからトップ集団のひとりになると予想されている。18歳の彼はフォーミュラ・リージョナルからFIA F2に飛び級してFIA F3を完全に迂回し、他でもないルイス・ハミルトンが空けたメルセデスのシートに直行するという華々しい進歩を遂げて、F1に参戦する。

もしこのふたりのドライバーが上位で戦えるほどのマシンを持っているとすれば、他の4人のルーキーも今週末に向けて何かしら素晴らしい目標を持っているはずだ。昨年アブダビでグランプリデビューを果たし、少しだけグランプリ経験を積んだ地元オーストラリア出身のジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は、メルボルンでポイント獲得を目指して戦いたいと考えている。アルピーヌはバーレーンでのテストで強い印象を残しており、現在5番目に競争力のあるチームだと思われる。

また、ハースの新ドライバーであるオリバー・ベアマンは、昨シーズン3回のグランプリに出場した。そのうち1回はフェラーリから出場し、残りの2回はハースでケビン・マグヌッセンの代役を務め、フェラーリとハースで1度ずつポイントを獲得した。ベアマンは、アントネッリと同様に昨年F2でアルバートパーク・サーキットを経験したため、その経験を有効に活用できるだろう。

アイザック・ハジャル(レーシングブルズ)とガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)が今週末に活躍するのは、より困難だろう。レーシングブルズで角田裕毅のチームメイトになったフランス人のハジャルは、昨年メルボルンでF2に出場し、フィーチャーレースで優勝したが、レーシングブルズはテストであまり競争力がなかったため、この若者がポイント争いに加わるのは難しいだろう。

一方、ボルトレートに関しては、ザウバーが現時点で明らかに最も遅いチームであるため、2024年のF2チャンピオンの彼にとって困難なシーズンが待ちうけている。そのため、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグに勝つことが、このブラジル人ドライバーの最も現実的な目標のように見える。

ハミルトンが初めてのグランプリで、予選4番手から3位でフィニッシュして人々を驚かせたのは2007年のメルボルンでのことだったが、それ以来、デビュー戦でそれほどの速さと一貫性を示したドライバーはいない。
オーストラリアGPの日曜日に表彰台争いに加われるほど速いマシンを持っている新人はローソンとアントネッリだけのようだ。ニュージーランドではグランプリが開催されないため、ニュージーランド人ドライバーのローソンはこのレースをホームレースとみなしているが、シーズン前のテストにおけるアントネッリの速さと一貫性を考えると、予報通り日曜日に気温が本当に下がれば、メルセデスがトップ争いに加わるかもしれない。つまり18歳のアントネッリは、18歳6カ月19日で史上最年少のF1表彰台獲得ドライバーになる可能性がある。この記録はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が持っているもので、フェルスタッペンは2016年のスペインGPにおいて、18歳7カ月15日で驚きの優勝を果たし表彰台にの上がったのだ。
(Text : GrandPrix.com)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

