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マドリードの新公道コースの名称は『マドリング』に決定。“簡潔で記憶に残る”アイデンティティを目指して命名

2025年3月11日

 マドリードは、世界のモータースポーツの注目の的となる重要な一歩として、ストリートサーキットの名称を『マドリング』と発表した。

 2026年からF1スペインGPの開催が予定されているこの新しいサーキットは、1968年から1981年にかけて同市郊外のハラマ・サーキットでF1レースが開催されて以来、45年ぶりとなるマドリード地方でのF1レース復帰を記念するものだ。この発表はファンや関係者の間で興奮を呼び起こし、スペインのモータースポーツの新たな章の幕開けを告げている。マドリードのIFEMAコンベンションセンター近くにある5.47kmのこのーキットは、高速走行のスリルと都市部のアクセスのよさを融合するべく設計されている。

 グランドスタンド、一般入場エリア、専用VIPゾーンにおいて、毎日11万人を超える観客を収容できるマドリングは、F1カレンダーの一大イベントとなることが期待されている。建設工事はすでに始まっており、14カ月という短いスケジュールで、2026年の初開催までに会場がレース開催可能な状態になることが確実となっている。

■『マドリング』の誕生:目的を持った名称

 当初は展示センターに近いことから“イフェマ・マドリード・サーキット”と呼ばれていたこのサーキットをマドリングに改名したのは、独特で世界的に響くアイデンティティを作り出そうとする意図的な努力を反映するためだ。

 レース主催者は公式声明でこの決定について詳しく説明し、変更の理由を明らかにした。

「F1サーキットは通常、モンツァ、イモラ、インテルラゴス、スパ、シルバーストン、マイアミ、ラスベガスなど、サーキットが位置する都市や地域によって呼ばれている。しかしながら、それらの正式名称が使われることはめったにない」

「そのため、マドリングは開催都市を直接的に表し、世界中で即座に認識でき、翻訳を必要としない、簡潔で記憶に残るアイデンティティを確立することを目指している」

「結局のところ、これは単なる名称ではなく、現代の熱心なF1ファンの共感を呼ぶように設計された、本物で、特徴的で、象徴的なブランドだ」

 マドリングという名前は、サーキットの都会的なストリートレイアウトを想起させると同時に、街の活気あるエネルギーを表現している。

 プロモーターは、伝説的なF1サーキットの命名規則に合わせることで、マドリングをファンたちにとって説明の必要がない、すぐに第一級のレースになるものとして位置付けたいと考えている。

■10年間のレース開催を確保

 マドリングのF1界への登場は、一時的な実験ではない。同サーキットはスペインGP開催の10年契約を確保しており、少なくとも2035年まではカレンダーに載ることが確実となっている。

 この長期的な取り組みは、F1と地元の利害関係者双方がプロジェクトの可能性に自信を持っていることを強調している。報道によれば、プロモーターはレースをマドリードに招致するために5億ユーロ(4億2700万ポンド、約797億6800万円)近くを投資しているが、この数字はマドリングの野心の大きさを浮き彫りにしている。

 しかし、その高額な投資は精査を受けないわけにはいかなかった。プロジェクトの資金調達をめぐる政治的批判が広がるなか、マドリード市長のホセ・ルイス・マルティネス=アルメイダは、懸念事項に迅速に対応した。今年初めに彼は、資金は公的資金ではなく民間企業から完全に調達されることを強調した。

 マルティネス=アルメイダは「スペイン政府はバルセロナで開催されるアメリカズカップに7000万ユーロ(約111億6500万円)を提供し、カタルーニャの機関はバルセロナでのF1に毎年5000万ユーロ(約79億7700万円)を費やしている」と指摘し、マドリードのアプローチとの対比を示した。

 同氏は関与する民間パートナーの名前を明かすことは控えたが、彼の保証は納税者の負担に対する懸念を和らげることを目的としている。

■将来的なバルセロナ復帰の可能性を否定せず

 マドリングへの移転は、スペインのもうひとつのF1サーキットが即時に終焉を迎えることを意味するものではない。1991年以来定番となっているバルセロナ-カタロニア・サーキットは、依然としてF1の計画の中心となっている。

 マドリードの10年契約は大きな転換を意味するが、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、両都市は直接競合するものではないと強調し、昨年には「我々がマドリードにいるという事実は、将来バルセロナに留まる可能性を排除するものではない」と語っていた。

「今後については、非常に良好な関係を築いているバルセロナとの協力関係を将来にわたって拡大できるかどうかについて、協議が行われている」

 スペインGP開催はマドリードにとって、伝統と革新を融合したそのダイナミズムを世界の舞台で披露するチャンスだ。2026年までのカウントダウンが始まるなか、街はF1エンジンの轟音を迎える準備を整えており、それとともにスペインの首都の通りに新たな伝説が刻まれることになる。

(autosport web / Translation : AKARAG)


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