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フェルスタッペン、ニューウェイ不在の影響は考えすぎないほうがいいと語る「今いる人たちも信頼している」
2025年3月11日
現世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、エイドリアン・ニューウェイの離脱については終止符を打ち、新たな勝利の章を書き始める時が来たと、レッドブルF1チームに激励の言葉を送った。
レッドブルの優位を築いた天才なしで2025年にタイトル防衛に臨むフェルスタッペンは、物語を喪失からチャンスへと変えようと決意している。ミルトンキーンズのチームが熾烈な競争のシーズンに向けて準備を進めるなか、フェルスタッペンの言葉は、岐路に立たされたチームが、将来を再定義する準備ができている様子を描き出している。
■「今いる人たちのことも信頼している」
ニューウェイは、レッドブルを何度も勝利に導いたデザインの巨匠だが、チームに18年在籍した後、昨年5月に退団を発表し、パドックに衝撃を与えた。9月までにニューウェイはガーデニング休暇に入り、3月3日にアストンマーティンのマネージングテクニカルパートナーとして、同社の緑のユニフォームを身につけた。
レッドブルに在籍して初めて、フェルスタッペンはニューウェイの指導なしでタイトル防衛に挑むことになるが、この空白はチームの野望に影を落とす可能性もあった。しかしフェルスタッペンは決意を固めており、懐かしさを脇に置いて、今後のことに集中している。
「そのことについてはあまり考えすぎない方がいいと思う」と、フェルスタッペンはBBCに語った。
「これは終わったことだ。彼はもうそこにはいない。そういうことだ。去年もそうだったよ」
フェルスタッペンの口調は現実的で、ほとんど大胆でもあり、彼は仮説を唱えるざわめきを黙らせようとしている。その代わりに、彼はRB21の指揮を執るピエール・ワシェ率いるチームの現在の技術陣に信頼を置いている。
「僕は今そこにいる人たちも信頼している。僕たちは全員で協力して取り組まなければならない」
「これはチームの努力だが、それでも僕はエイドリアンがチームのために成し遂げたことに大きな敬意を抱いている。エイドリアンとは素晴らしい関係を築いているし、彼が新しいプロジェクトを始めることを楽しみにしている」
■ニューウェイへの賛辞と、当面の使命
フェルスタッペンのニューウェイに対する尊敬の念が伝わってくるが、それは長年の成功を通じて築かれた絆の証しとなっている。昨シーズン後半、ニューウェイがアストンマーティンへ移籍することが発表された際、フェルスタッペンは個人的な思い入れを明かした。
「エイドリアンと僕は、とてもよく理解し合っている」
「もちろん僕はそれが起こることを知っていたけれど、ニュースが出た後に彼にメッセージを送ったよ。だから、彼のことをうれしく思う」
それは将来の可能性、ひょっとすると将来的な再会を暗示する感情だ。
「それは今ではなく、将来考えることなのかもしれない」
しかし今のところ、彼の焦点は揺らいではいない。それは、レッドブルの部隊を団結させ、栄光の新たな時代に向かって突き進むことだ。
レッドブルの2025年型マシンであるRB21は、先週バーレーンで行われたプレシーズンテストでは様々な兆候を示しており、パドックのペースセッターであるマクラーレンの王座を奪うレベルにはまだ達していないことをチームも認めている。この率直な評価のおかげで、フェルスタッペンのチャンピオンシップへの気迫と、かつてないほどレッドブルの粘り強さが試されるシーズンへの準備が整えられている。
もしマシンが失速すれば、フェルスタッペンの将来についての噂が大きくなるだろう。アストンマーティンとの繋がりやニューウェイとの再会の可能性など、27歳のフェルスタッペンの運命は依然として興味をそそるサブプロットとなっている。
しかし、彼の当面の使命は明確だ。チームを活気づけ、ニューウェイなしでも成功できることを証明することだ。
■マルコの現実性チェック:マクラーレンの大きな存在感
バーレーンでの3日間のテストを受けて、レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコは、フェルスタッペンの楽観的な見方に対して、やや冷静な意見を述べた。オーストラリアで行われるシーズン開幕戦に向けてレッドブルが準備を進めるなか、マルコは今後の挑戦を甘く見なかった。
「私の意見では、マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、そして我々の三つ巴か四つ巴の戦いになるだろう」と、マルコは『Sport.de』に語った。
「しかし、テスト結果を見ると、マクラーレンはすでに幸先のよいスタートを切っている」
「それは短期的にも長期的にも当てはまることだ。現在の優勝候補は明らかにマクラーレンだ」
マルコの評価はバーレーンのデータにもとづいている。バーレーンではマクラーレンのMCL39が、生データではライバルに後れを取っていたにもかかわらず、ランド・ノリスのレースシミュレーションでは輝きを見せ、ベンチマークとしての地位を固めたのだ。
レッドブルの遅れを数値化するよう求められたマルコは、次のように答えた。
「気象条件がまったく通常の範囲を外れていたので、それがどの程度なのか正確に言うのは難しい」
「寒かったし、風も強く、雨も降っていた。我々がマクラーレンと互角だったのは、水曜日(テスト1日目)だけだ」
「しかし、最終日の金曜日には、ロングランでまだ0.2〜0.3秒遅れていたと思う。さらに、マクラーレンのタイヤの磨耗も、我々のデータが示すよりもはるかに良好だった。マクラーレンのマシンなら、どの場所でも優勝候補だ」
この0.2秒から0.3秒のギャップが大きな障害として立ちはだかっている。F1での差は極めて小さく、この差はレッドブルのシーズンを決定づける可能性がある。
また、マルコの率直さは、その重要性を強調している。ニューウェイの魔法の手腕がなければ、チームは集団的な根気と創意工夫に頼らなければならない。
こうした状況から、フェルスタッペンの団結の呼びかけは、エンジニア、メカニック、ストラテジストたちが団結してマクラーレンの巨大勢力を倒せる力を持つようにという願いにさらに重みをつけている。
(autosport web / Translation : AKARAG)
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3/14(金) | フリー走行1回目 | 10:30〜11:30 |
フリー走行2回目 | 14:00〜15:00 | |
3/15(土) | フリー走行3回目 | 10:30〜11:30 |
予選 | 14:00〜 | |
3/16(日) | 決勝 | 13:00〜 |


※アブダビGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |

※アブダビGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |

