中本修平レポート「ついに琢磨は表彰台に」
2004年6月24日
アメリカ自動車レースの聖地インディアナポリスで開催された、シーズン前半戦を締めくくる第9戦アメリカGP。予選3番手スタートの佐藤琢磨は、一時10位まで順位を下げたが、持ち前の攻めの走りで猛烈に追い上げ、73周を走り切り3位入賞!自己初、そして日本人ドライバーとしては14年ぶりとなる3位表彰台を獲得した。アメリカGPを終えたばかりの中本氏にインタビューをした。
中本修平氏(以下、N):琢磨くんは、レースに集中して、本当にいい仕事をしてくれました。すごくうれしいですね。私としても、肩の荷が下りたっていう気がすごくします。今まで完走させてあげられなかったために、取れたはずのポイントも落としたし、表彰台にも上がれなかった。それが今回は、最後までエンジンがちゃんと動いてくれて、よかったなあって。
ニュルブルクリンクでバリチェロに接触したりして、賛否両論ありましたよね。でも、二人でいる時に「あれがなくなったらお前じゃない。小さくまとまってほしくない」と言ったりして、レース当日も「いつも通りやってこい」って送り出しました。琢磨はそれに応えて、無心に自分のレースをやったんじゃないかな。特に無理したわけでもないし。
前半の3、4レースは、まだ、なんて言うか、馴染んでいない感じがありましたよね。それがバルセロナ(Rd.5スペインGP)のあとあたりからいい感じになってきた。ニュルは結果が出なかったけれど、もうあの頃から、いつ表彰台に上がってもおかしくなかった。
琢磨くんのクルマはまったく問題なく、最後まで行けました。ただ、ずっと追いかけていたし、何度もバトルしたしで、エンジンは酷使しました。だから、またブローするんじゃないかという心配は、気持ちの上ではありましたね。でも技術的にやれることはすべてやって来たんだからと、それを信じて使い切りました。
Q:かなり燃料を積んでも、予選であのタイム。決勝レースも、かなりのハイペースでした。
そうですね。その意味ではけっこういいレースができたんじゃないですかね。クルマは悪くなかったと思います。路面温度が50℃を超えなければあのペースは維持できると、レース前から確信していました。レース後半は路面温度どころじゃなくなって、データとにらめっこ状態でしたからねえ。けっこう疲れました。もちろん、気持ちいい疲労感ですけどね。
われわれの力は出し切れました。それでも勝てなかったのは、フェラーリのレース運営のうまさと、序盤でセイフティカーが出てしまった不運です。あれでわれわれの2回ストップ作戦のアドバンテージがなくなってしまいましたから。レース中のペースはフェラーリ2台より速かったので、セイフティカーが出ない展開だったら、違った結果が出せたかもしれません。
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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