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予定を上回る速度で工事が進むハンガロリンクの大改修。順調にいけば5月末にも竣工の可能性
2025年1月16日
8月の最初の週末にF1コミュニティがハンガロリンクに戻ったとき、彼らはその場所を認識するのが難しいことに気づくだろう。チームとF1スタッフ全員にとって主な作業エリアで現在行われている変更は、それほどの規模なのだ。
グランプリが行われるレーシングトラックのレイアウトとアクセスは2024年に見られたものと同じままだが、サーキット管理者はハンガリー政府の支援を受けて、ピットとパドック複合施設を完全に新しくするほか、メインストレートに新たなグランドスタンドを建設することを決定した。
7年後の2032年末までF1ハンガリーGPを開催する契約というセーフティネットがあるため、サーキットのオーナーたちは、今がサーキットを最新鋭の水準に引き上げる適切な時期だと判断し、昨年のレースの翌週水曜日より改修作業を開始した。
2024年の8月初めから約620人のスタッフが敷地内で作業を行っており、サーキットが公開した最近の写真から、新しい建物の建設がすでに半分終わっていることがわかる。サーキットのソーシャルメディアアカウントによると、すでに2万3785立方メートルのコンクリートが打設され、7604トンの鉄筋が設置されているという。
また、パドックの建物の周囲の土の埋め戻しも終わったので、掘削作業はすべて完了した。以前の構造との大きな違いは、F1独自のホスピタリティ・スイートの新しい要件が過去4年間で大幅に増加したため、パドッククラブと、パドックビルの常設エリアが大幅に広くなったことだ。ピットレーンの全長にわたってすべて3階が設けられることになり、サーキットのその部分の建設はすでに始まっている。
ピットレーンからホームストレートを挟んだ向かい側には、ふたつの新しいグランドスタンドが建設中だ。プレキャスト鉄筋コンクリートのスタンド梁が100%、グランドスタンド部分のほぼ50%がすでに設置されている。また、759平方メートルの石造建築による階段部分が現在建設されている。
サーキットのInstagramによると、コース周辺には22kmの保護チューブと80kmのライニング・チューブが敷設されたが、これには20kmの電力ケーブルも含まれている。施設エリアの高電流システムは完成し、低電流システムも90%完成しているという。
この冬、ヨーロッパは干ばつに見舞われたため、2024年の12月は過去70年間でもっとも降水量が少なくなった。悪天候で作業が中断される日がほとんどなかったため、ハンガロリンクの建設工事は予定より早く進んでいる。そのためこの膨大な作業の開始時に計画していたよりも1カ月早い5月末までに、すべての建設工事が終了する可能性がある。
(GrandPrix.com
Translation: AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

