ヨーロッパとの時差が考慮され、前戦カナダGP同様に通常のヨーロッパラウンドよりも1時間早く、午前8時から45分間行われた公式練習3回目では、クリスチアーノ・ダ・マッタが1分12秒001で8番手。オリビエ・パニスが1分12秒451で14番手。午前9時15分から45分間行われた公式練習4回目は、クリスチアーノ・ダ・マッタが1分10秒802で7番手。オリビエ・パニスは、1分11秒242の11番手で、午後に2回行われる公式予選に臨む事となった。
午後12時から行われた公式予選1回目は、やや風は強いものの、真っ青な青空が広がる中、気温23度、路面温度44度、湿度46%という、爽やかな陽気の下で行われた。惜しくも前戦カナダGPでは、失格となったパナソニック・トヨタ・レーシングの2人は、同じく失格となったBMWウィリアムスの2人に続き、クリスチアーノ・ダ・マッタが18番目、オリビエ・パニスが19番目にタイムアタック。オリビエ・パニスは、1分09秒923で3番手。クリスチアーノ・ダ・マッタは、1分10秒108で7番手タイムを記録。その後、午後1時から行われた決勝グリッドを決める予選2回目は、予選1回目に計測されたタイムの逆順でタイムアタック。14番目にコースインしたクリスチアーノ・ダ・マッタは1分11秒691で予選11番手。18番目にコースインしたオリビエ・パニスは、1分11秒167で8番手となり、明日、午後12時にスタートするアメリカGP決勝レースへと挑む。
マイク・ガスコイン テクニカルディレクター
「過去最高といえる予選でのパフォーマンスを繰り広げたが、2台揃って予選トップ10、さらに、より上位のグリッドを得られなかったことは、トップ5からコンマ1秒という僅差とはいえ、残念だ。予選2回目では、両ドライバー共に、グリップの不足を訴えていたが、総合的に見れば、決勝レースへ向けて、戦闘力のあるパッケージに仕上がっており、明日は2台揃ってポイント獲得を目指す」
高橋敬三 技術コーディネーション担当ディレクター
「トップグループと互角の予選タイムアタックで、予想通り僅差の予選結果となった。追い越しの可能なサーキットなので、明日の決勝レースこそ確実にポイントを獲得する」