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「我々は新しい王者を探している」レッドブルのマルコ、育成リンドブラッドを有望視。速さと初対面時の会話に感銘を受ける
2025年1月5日
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、これまで多くの若い才能を発掘してきたレッドブルのドライバー育成プログラムに、期待の新星がいると考えている。それはアービッド・リンドブラッドだ。
常に注意深いマルコは、まだ日は浅いものの、スウェーデン人の父とインド系の母を持ち、イギリスで生まれ育ったこの若手のこれまでの活躍に満足している。マルコは今シーズン、リンドブラッドがプレマ・レーシングとともにFIA F3で見せた“純粋なスピード”に特に感銘を受けており、レッドブルには将来のチャンピオン、もしかすると新たなマックス・フェルスタッペンがいるかもしれないと示唆している。
「マックスと一緒に仕事をするのは大きな喜びであり楽しみだが、マックスは永遠にドライブするわけではない」と、マルコはポッドキャスト『Inside LineF1』に語った。
「特に、アロンソやハミルトンのようには続けないだろう」
リンドブラッドは、ジュニアカテゴリーで急上昇を見せてきた。リンドブラッドは、2023年のイタリアF4選手権で3位に入り、2024年のFIA F3ではルーキーシーズンに4回の優勝を果たした。2025年は、カンポス・レーシングとともにFIA F2に参戦する予定だ。
常に次の大物を追い求めているマルコだが、単にもうひとりのフェルスタッペンを探しているわけではない。
「ジュニアチームは新たな才能を発掘する」
「そして我々は新しいマックスを探しているわけではない。我々は新しいチャンピオンを探している」
「次に非常に有望なのは、リンドブラッドだと思う」
マルコは、この速いティーンエイジャーが、他と一線を画している理由を説明した。
「彼の最初の年、あるいはF4では常に、たとえタイトルを獲得できなかったとしても、そうできる可能性があった。同じことがF3にも当てはまる。それは状況などによるが、彼を傑出させているのは純粋なスピードだ」
「(シルバーストンでの)F3レースのひとつで、彼は1周のうちに他の10人から14人のドライバーをオーバーテイクした」
「彼は、雨天やドライなどトリッキーなコンディションのなかで、最後尾からレースに勝利した」
しかし、リンドブラッドの突出した能力はレース技術だけではない。マルコはポルトガルのポルティマオで若いドライバーと初めて会ったときのことを思い出した。
「振り返ってみると、私が彼に初めて会ったのはポルティマオだった。私は彼と彼の父親に会ったが、会話をリードしていたのは当時12歳くらいのアービッドだった。つまり、それもまた普通ではないことだったわけだ!」
「しかし、彼には明確なビジョンと、それを実現する明確な方法があった。それ以来、彼は着実に前進してきた」
F2参戦が間近に迫るなかレッドブルは、リンドブラッドが8月に18歳になるまでに必要なFIAのスーパーライセンスポイントを獲得するための明確な計画を立てた。チームは彼をニュージーランドに派遣してフォーミュラ・リージョナル・シリーズに出場させようとしており、そこで彼がF1シートを獲得する資格を得るのに必要なポイントを取ることができるだろうと考えている。
マルコは高い期待を表すことを躊躇せず、「最初の3日間の(F2)テストはアブダビで行われたばかりだが、彼は日に日に上達していった」と述べ、最終日までにリンドブラッドがより経験豊富なチームメイトのペペ・マルティよりも、パフォーマンスが上回っていたことを強調した。
「それは、彼がチームメイトが何をしているかよく観察し、何を改善すべきかをわかっていたことを示している」
しかし、リンドブラッドは速いだけではなく、自己認識力を持ち、地に足のついたドライバーでもある。この精神的な回復力と適応力のおかげで、リンドブラッドは従来のステップを飛ばすことができた。
「彼はとても頭がよく、自分に正直だ。彼はミスをしたときにも言い訳をせず、前を向いている」
「新しいフォーミュラに参戦する際の精神的な準備に関して言えば、彼はF4からF3に直接移った数少ないドライバーだ。彼は自分の意見を持っており、どのように準備すべきかわかっているし、それに一歩一歩全力を尽くしている。そのため、精神力と運転技術を非常にうまく組み合わせていると私は思う」
リンドブラッドが急速に成長していることから、彼は必然的にセバスチャン・ベッテルからフェルスタッペンに至るまで、レッドブルの優秀な先輩たちと比較されることになった。そのプレッシャーは計り知れないが、マルコは、リンドブラッドは成功するために必要なものを持ち合わせていると確信している。
「つまり最初のステップはよかった。だが我々は、ただチームメイトより先を行くだけではなく、優勝したり、チャンピオンシップのトップ選手のひとりになったりしてほしいと思っている」
「それが今後も大きな成功の基盤になると思う」
今のところリンドブラッドの旅は綿密に計画されているが、マルコの熱烈な支持があることから、彼は単なる未来の名ドライバーではなく、将来有望なチャンピオン候補であることは明らかだ。そして、フェルスタッペンが自らに課した引退のタイムラインに近づくにつれ、レッドブルが次に大いに期待するこのドライバーは、スポットライトを浴びる瞬間に備えて控えているだけなのかもしれない。
結局のところ、マルコが言うように、次のF1スーパースターをめぐるレースは決して終わることはなく、ただギヤが上がるだけなのだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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12/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
12/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
12/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |