2024年F1第24戦アブダビGP決勝トップ10ドライバーコメントまとめ(2)
2024年12月10日
2024年F1第24戦アブダビGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=5位(58周/58周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ルイスは素晴らしいレースをした。心からお疲れさまと言いたい。彼は最高のチームメイトだっただけでなく、僕がカートやジュニアフォーミュラに乗っていた時代から尊敬していた人でもある。そして、史上最も偉大なドライバーであると同時に、すべてのレーシングドライバーが目指すべきタイプの人物だ。ルイスの次の挑戦での成功を願い、またコース上で戦うのを楽しみにしている。
今日の僕には4位より上を争えるほどのペースはなかった。この週末全体を通じてスピードが足りなかったし、こんな形でシーズンを終えるのは残念だ。課題を持ち帰って、どうしてこうなったのかを理解する必要がある。とはいえ、シーズン全体としてみれば、収穫と言えるポジティブなことがたくさんあった。レースで勝てるようになったし、時には実力で優勝を争えるようにもなった。選手権を争うにはまだ必要なことがあるのは分かっているが、僕らは進歩を続けて、来年は選手権を目指して戦おうと決意を固めている。
最後に、コンストラクターズ・タイトルを獲得したマクラーレンにおめでとうと言いたい。シーズンを通じての好敵手だった彼らは、まさに相応しい勝者だ。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(58周/58周)
16番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
厳しいレースだったけれど、本当に楽しかった。序盤はハードタイヤで忍耐強く走る必要があり、オーバーテイクするのは簡単ではなかった。でも終盤にミディアムコンパウンドを履いて、追い上げていった時の気分は最高だったよ。
16番手から4位に浮上したのはすごいことだ。今夜の展開とマシンの感触には、本当に満足している。チームと一緒に過ごした時間を締めくくるのにふさわしかった。
チェッカーフラッグを受けた後、メルセデスのコクピットに座るのはこれが最後だと知っていたから、それを実感することに集中し、感情を味わった。この瞬間を忘れたくないと思い、ただそこに座って、チームと一緒に経験してきたこと、直面した浮き沈み、享受してきた成功について考えていたんだ。
このチームのことをどれほど恋しく思うだろう。言葉にはいい表せない思いだ。この12年間、毎日彼らと一緒に仕事をしてきた。そこにはたくさんの愛があった。来年(2025年)はコース上で競い合うことになるけれど、この愛が消えることはない。
(アブダビ決勝中に、レースエンジニア、ピーター“ボノ”ボニントンから合言葉「ハンマータイムだ(It’s Hammer Time/さあ、プッシュするぞ)」と言われた時のことについて語り)ボノが「ハンマータイムだ」と言った瞬間に気付いた。「もうこれを聞くのは最後なんだ」とね。その瞬間に実感したんだ。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(58周/58周)
19番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
レース自体は素晴らしかったが、コンストラクターズタイトル獲得という一番の目標には届かず、残念な結果になった。
最初のラップはすごかったと思う。19番手から8番手まで、11ポジションも上げることができたんだ。最初のスティント全体は良かったが、DRSトレインがあったために追い越すのが少し難しかった。それでも何とか切り抜けて、タイヤをうまく持たせることができたので、今日のレースの進め方にはとても満足だ。これ以上は望めなかったと思う。
カルロスと4シーズンにわたって同じチームで働けたことは、とても素晴らしいことだった。僕たちは常にお互いを尊敬し合いながら、互いを新たな高みへと押し上げ、チームを前へと押し進めてきた。僕たちが今日ここにいて、ワールドタイトル獲得まで14ポイント差に迫ることができたのは、彼の貢献のおかげだ。彼の幸運を祈り、今後の活躍を楽しみにしている。
来年、強力なマシンでシーズンをスタートできることに期待している。今年足りなかったのはおそらくそこだと思うからね。それでもシーズン後半に大幅に挽回し、強いインパクトを残すことができた。
それができたのは、今のパフォーマンスを発揮できるようアップグレードを用意してくれたファクトリーのスタッフ全員の素晴らしい仕事のおかげだ。これが僕にとって将来への自信となっている。2025年にまた走り出すのが本当に楽しみだ。素晴らしいシーズンを可能にしてくれたチーム全員に、心から感謝したい。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=2位(58周/58周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
僕たちは全力を尽くした。ランドにプレッシャーをかけようとベストを尽くしたが、今日は全体的にマクラーレンの方が少し速かった。
パパイヤチーム、コンストラクターズタイトル獲得おめでとう。彼らは懸命に戦い、タイトルに値する仕事をした。
僕たちはチームとして今年達成したことを誇りに思うべきだ。5回の優勝、そして多数の表彰台獲得というのは、これほど熾烈なチャンピオンシップにおいて、決して小さな功績ではない。チェッカーフラッグ後のパレードラップは感動的だったが、今夜の感動はもっと大きいと思う。
ありがとう、スクーデリア・フェラーリ。本当に特別なチームだ。共に過ごしたこの4年間の思い出を、いつまでも大切にしたい。簡単に言い表す言葉が見当たらないけど、こう言うよ。「Grazie di cuore!(イタリア語で「心からありがとう」)」
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=1位(58周/58周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
信じられない気持ちだ。チームは今シーズン、序盤の状態から立ち直るために、素晴らしい仕事をした。皆を誇りに思う。素晴らしい旅だったし、またレースで優勝してシーズンを締めくくることができたので完璧だ。
マクラーレンの皆、パパイヤ・ファミリーの皆、今年僕たちをサポートしてくれた皆に、心から感謝する。大変なシーズンだったけれど、26年ぶりにコンストラクターズチャンピオンシップを獲得できたのは、本当に特別なことだ。今年(2024年)は、チームや周囲のライバルたちから多くのことを学んだ。来年(2025年)が楽しみだ。
(レース後の会見で語り)来年は、コンストラクターズタイトルを獲得し、ドライバーズタイトルも獲得したい。それが僕の目標だ。今年はミスもしたが、多くのことを学んだ。マックス(・フェルスタッペン/レッドブル)など、周りのライバルたちからたくさんのことを学んだと思う。
(autosport web)
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12/6(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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12/7(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
12/8(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |