角田裕毅、レースペースの悪さに苦しみ13位「スタートで大きく浮上も入賞圏内にとどまれず」チームは苦戦原因を分析へ
2024年12月2日
2024年F1カタールGP決勝を、RBの角田裕毅は13位でフィニッシュした。
14番グリッドからミディアムタイヤでスタートし、1周目に10番手にポジションを上げた。スタート直後のアクシデントにより導入された1回目のセーフティカーを経て、リスタートの5周目に9番手に上がることに成功。しかし10周目にはケビン・マグヌッセン(ハース)に、13周目にはピエール・ガスリー(アルピーヌ)に、14周目にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)に、15周目には周冠宇(キック・ザウバー)にかわされ、13番手にポジションを落とした。
35周目、2度目のセーフティカー出動時に、他の多数のマシンと同様にピットインし、ハードタイヤに交換、セカンドスティントは12番手からスタート。3回目のセーフティカー出動時の40周目、角田は再度ピットインしソフトタイヤを装着し、最後までプッシュする戦略を採る。14番手でコースに復帰した角田は、他車のピットインなどで一時12番手に上がった後、ペナルティを消化したランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれ、13位でフィニッシュした。
今回RBはレース中のペースが悪く、角田の自己ベストタイムは47周目、ソフトタイヤ装着時に記録した1分26秒144で、ノリスのファステストラップから3.760秒も遅く、フィニッシュしたドライバーのなかでは最下位だった。
現在、アルピーヌおよびハースとコンストラクターズ選手権6位争いをしているRBだが、今週末、3チームのなかで唯一ノーポイントに終わり、6位アルピーヌとは13ポイント差、7位ハースとは8ポイント差の8位にとどまっている。
チーフテクニカルオフィサーのティム・ゴスは、レースペースが極めて悪く、ポイント圏内にとどまることができなかったと語った。
「残念な一日だった。ドライバーふたりとも、良いスタートを切り、ポイント獲得に向けて有利な位置につけることができた。しかし、スプリント同様、このサーキットでは通常のレースペースに遠く及ばないペースしか発揮できないことがすぐに明らかになり、ポイント圏内の位置を守るのが難しかった」
「エンジニアと戦略チームは、状況を好転するために最善を尽くし、レース終盤ではソフトタイヤまで試してみた。検討すべきデータは山ほどあり、テクニカルチームは、休むことなく、今回苦戦した理由の解明に当たる。アブダビではドライバーたちが戦えるよう、次はより優れたレースカーを提供するために、力を尽くす」
チーム代表ローレン・メキースは「金曜プラクティスの時点から、パフォーマンスレベルの面で非常に厳しい週末となった」と述べている。
「このトラックでは必要なペースを全く発揮することができなかった。チーム同士が僅差で並んでいるため、自分の最適レベルからコンマ数秒遅れただけで、ポジションが大幅に下がってしまう」
「とはいえ、コース上を走行した時間は無駄にはならない。この出来事から、数日後のアブダビだけでなく、来年に関しても役立つ教訓を得ることができるだろう」
「アブダビでビザ・キャッシュアップRBとしての最初の年を最高の形で締めくくるため、トラックに来ているスタッフ、ファクトリーのスタッフ全員が、懸命に努力している」
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=13位(57周/57周)
14番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
厳しいレースでした。ポジションを上げる最大のチャンスはスタートにあると分かっており、良いスタートを切ることができました。でもその後、ペースが低下し始め、ポジションを落としてしまいました。
チーム全体でデータを確認し、今週末、何がうまくいかなかったのかを理解し、今後のために学びたいと思います。
(次戦)アブダビは来週です。全員がリセットして臨む必要があります。シーズン最後のレースウイークエンドに向けてベストを尽くします。
(autosport web)
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| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


