【角田裕毅F1第23戦展望】前戦に続き、悪印象を払拭すべく臨むカタール。計測を急いだことがSQ1敗退の一因に
2024年11月30日
残り2戦、角田裕毅とRBの目標はただひとつ、コンストラクターズ選手権でひとつでも上のポジションでシーズンを終えることだ。それはプライドだけでなく、F1から支払われる分配金を賭けた戦いでもある。
前戦ラスベガスGPで1回目のピットストップをピエール・ガスリー(アルピーヌ)と同じタイミングだったのは、そのためだ。ジョナサン・エドルズ(リライアビリティマネージャー)はこう語る。
「あのとき、我々の最優先事項はラスベガスGP時点でコンストラクターズ選手権6位にいたアルピーヌを逆転すること。幸いアルピーヌのピットストップ作業が手間取ったことにも助けられて、逆転することができた」
ガスリーはその後、リタイア。8番手を走行していた角田がそのままチェッカーフラッグを受ければ4点を加点し、アルピーヌとの差は5点から1点となる。
ところが、その後、2回目のピットストップを遅らせていたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が猛追してきて、オーバーテイクを許してしまう。これで9位となった角田。無得点に終わったアルピーヌとの差を2点縮めて3点としたが、2点差だったハースとの差は4点に広がってしまった。
ハース、アルピーヌ、RBの3チームが4点差でひしめき合うなかで迎えたF1第23戦カタールGP。舞台であるルサイル・インターナショナル・サーキットは、昨年のグランプリで予選、スプリント予選、レースといずれのセッションでもトップ10外に終わったように、RBのマシンとはあまり相性はよくない。
しかし、コンストラクターズ選手権6位を目指す角田はあきらめていない。
「過去のレースを振り返る限り、僕たちのクルマとの相性は必ずしもいいコースではありません。でも、ラスベガスGPも去年苦しんだのに、今年はよかったので、悪い印象を払拭したい。クルマも昨年と違っているので、昨年までのことはリセットして、モチベーションを高く持って走りたい」
その言葉通り、フリー走行で角田は5番手と、フェラーリ勢とマクラーレン勢の4台に次ぐスピードを見せていた。
しかし、そのペースをスプリント予選で披露することはできなかった。最後のタイムアタックでコースインするタイミングがやや遅れたため、急いでタイムアタックに入ってしまったことが原因だった。
「もっといい結果を残せるはずだったけど、残念ながらパフォーマンスを最大限に引き出すことはできなかった。僕はミスは犯していないし、何が起こったのかも理解している。今夜はチームとよく話し合いたい」
救いはチームメイトのリアム・ローソンがSQ3に進出したこと。土曜日の予選でリベンジを図ってほしい。
(Masahiro Owari)
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9/19(金) | フリー走行1回目 | 17:30〜18:30 |
フリー走行2回目 | 21:00〜22:00 | |
9/20(土) | フリー走行3回目 | 17:30〜18:30 |
予選 | 21:00〜 | |
9/21(日) | 決勝 | 20:00〜 |


1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |

