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戦況が変わり「タイトルが手からこぼれていくように感じた」逆転を許さなかった勝因は“マックスの力”と代表が振り返る

2024年11月29日

 2024年F1第22戦ラスベガスGPにおいて、オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは5位に入賞し、シーズン終盤の2戦を残してドライバーズ選手権を制覇した。今回のタイトルは、フェルスタッペンにとって4回目となる。フェルスタッペンの戴冠を見守ったレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、勝利から遠ざかり苦しかった時期や、タイトル争いの勝因について語った。


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──マックス・フェルスタッペンのドライバーズ選手権4連覇、おめでとうございます。現在の率直な感想を聞かせてください。


クリスチャン・ホーナー代表(以下、ホーナー):ありがとう。本当に疲れたよ。2021年もかなりタフなシーズンだったけど、今シーズンはあのときとは違った過酷なシーズンだった。過去3年間は、我々はコンペティティブなマシンを有していた。今年もシーズン開幕直後までは強かった。でも、マイアミGPでマクラーレンが大幅なアップデートを持ち込んでから、戦況が一変した。と同時に、我々のRB20が乗りにくいマシンとなっていってしまった。そのあと、イモラ(エミリア・ロマーニャGP)やモントリオール(カナダGP)、そしてスペインGPで勝利したが、すでに我々は下降線を辿っていた。そして、オーストリアGPでそれがついに露呈してしまった。


──そのオーストリアGPのスプリント以降、フェルスタッペンは表彰台の頂点からしばらく遠ざかることとなりますが、最も苦しかったのはどの辺りだったのですか。


ホーナー:モンツァ(イタリアGP)だったと思う。すでにマクラーレンが最速の座にいて、あのレースではフェラーリにも完敗した。チャンピオンシップ争いでリードしていたとはいえ、モンツァは16戦目だったから、まだまだ先は長く、逆転されるのは時間の問題だった。タイトルが自分の手からこぼれていくように感じたよ。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第16戦イタリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


──でも、逆転されませんでした。勝因はなんだったのでしょうか。


ホーナー:それはマックスの力だろう。逆境のなかでも、マックスは決してミスを犯さず、マシンが持っている性能を100%発揮して、獲得できる最大のポイントを常に持ち帰ってくれた。さらにレースによってはマシンのポテンシャル以上の走りを披露して、想定していた以上の結果を出した。イギリスGPの2位、オランダGPの2位、シンガポールGPの2位がそうだ。


 さらにマックスはフラストレーションがたまるようなレースの後でも、エンジニアにきちんとフィードバックして、マシンの開発に関して大きな影響を与えていた。また、マックスの声に耳を傾け続けたエンジニアたちの努力も忘れてはならない。それはサーキットにいる者たちだけでなく、ファクトリーにいるスタッフも同様だった。彼らは休むことなく働き、パフォーマンスを向上させるためにあらゆる努力を重ねてきた。その努力が報われたのがアメリカGPだった。オースティンでのスプリントでのトップチェッカーは、4連覇に向けて大きなターニングポイントになった。


──雨のサンパウロGPでの優勝も見事でした。


ホーナー:あのレースはマックスが当代きっての天才ドライバーであることを証明したレースだった。あの卓越したドライビングによるスペインGP以来の決勝レースでの勝利は、まさに最高の瞬間だった。あのレースで我々はドライバーズ選手権でマッチポイントをつかんだと言ってもよかった。

2024年F1第21戦サンパウロGP
2024年F1第21戦サンパウロGP 優勝したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を讃えるクリスチャン・ホーナー代表


──フェルスタッペンはいまもなお、成長していますか?


ホーナー:もちろんだ。マックスにはまだ伸びしろがある。だって、まだ27歳だからね。彼は勝つための努力を惜しまない。常に自分を追い込み、それによってチームも彼とともに前進している。少年から大人へと成長していく姿を見るのは、本当に素晴らしいことだ。


──これで4連覇したわけですが、F1の記録にはもっと上があります。フェルスタッペンがそれらの記録を抜くことは可能だと思いますか。


ホーナー:スピードは若かった頃とまったく変わっていない。いまではそれに経験、視点、成熟度が加わっている。だから、先人たちに並び、彼らが残した偉大な記録を塗り替える可能性はもちろん、あると思う。それを実現させるためには、まずは我々がもっと競争力のあるマシンを彼に与えなければない。


──2025年をどう予想しますか。


ホーナー:他チームが何をやっているかはわからないから、それを口にするのはまだ早い。ひとつ言えることは、車体に関する技術レギュレーションが大きく変わっていないため、チーム間の競争力は収束するだろうから、今年以上に拮抗するシーズンになるだろうということだ。それはスポーツにとって素晴らしいことだが、我々にとっては、厳しい戦いとなる。今年、すでに私は白髪が増えたが、来年はさらに増えるようなスリリングなシーズンになるだろう。それでも、我々のマシンには最高のドライバーが乗っているし、最高のスタッフもそろっている。冬の間にRB20の弱点を改善するために一生懸命働くつもりだ。

戦況が変わり「タイトルが手からこぼれていくように感じた」逆転を許さなかった勝因は“マックスの力”と代表が振り返る
2024年F1第22戦ラスベガスGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)のドライバーズ選手権4連覇を祝って記念撮影。クリスチャン・ホーナー代表はフェルスタッペンの隣に座った



(Masahiro Owari)


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