フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
2024年11月23日
2024年F1ラスベガスGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは5番手、セルジオ・ペレスは16番手だった。
FP3序盤、ミディアムタイヤ装着時、フェルスタッペンは「マシンが運転不可能」と述べていたが、マシンに変更が加えられ、ソフトタイヤを装着すると、グリップが非常に良くなったと、ポジティブな感想を示した。
予選Q3の最初のランでフェルスタッペンは暫定3番手、2回目最後のアタックラップを終えて、最終的に5番手という結果になった。ドライバーズタイトルを争うランド・ノリスは6番手で、ふたりはグリッド3列目に並ぶ。
フェルスタッペンは現時点でノリスに62ポイントの差をつけている。ラスベガスGP終了時にノリスとのギャップを60ポイント以上に保っていれば、フェルスタッペンの4度目のタイトルが確定する。
今回、レッドブルが高ドラッグのリヤウイングを持ち込んだことに関して、「ミスで誤ったリヤウイングを持ってきた」という報道がなされたが、クリスチャン・ホーナー代表はそれを否定した。
「基本的にこことモンツァのように、極端なローダウンフォースのために特別に設計されたウイングというものが、我々にはない。コスト制限の範囲内で、どこにお金を使うかを選ばなければならない。我々の場合、最高速度を向上させるために、ウイングをトリミングするのだ。他にも多くのチームがそうしている」
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分34秒137:ソフトタイヤ/17周)
予選 5番手(Q1=3番手1分33秒299:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分33秒085:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分32秒797:ソフトタイヤ)
今日の出だしはとても厳しかったけれど、ベストを尽くし、最大限の力を引き出した。タイヤが主な問題で、一日を通してグリップにとても苦労した。ロングランはあまり良くはなかったし、ストレートでは遅すぎた。それでも予選ではすべてをとてもうまく実行し、チームとして良い仕事をしたと思う。
この結果には満足している。すべてを出し切って、5番手を獲得した。昨日よりもすべてがはるかに良くなったように思える。マシンに変更を加えたことで、明日のレースではもう少し競争力が増すことを期待している。この変更が効果を発揮し、明日良いパフォーマンスを発揮できるといいね。
(予選後、高速サーキット用のロードラッグ仕様のリヤウイングがないことについて語り)僕たちはそれを作らないことにした。それで(専用の)リヤウイングがないんだ。2022年からそうしている。予算制限の関係で、優先順位を決めている。もっとダウンフォースが低いウイング、あるいは少なくとも違う形、もっと効率的な形のものを使いたかった。ストレートでのスピードが遅すぎるからね。(専用ウイングがないことで)レースの週末を2回(モンツァとラスベガス)無駄にしているような気がする。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 13番手(1分35秒061:ソフトタイヤ/19周)
予選 16番手(Q1=16番手1分34秒155:ソフトタイヤ)
週末を通してグリップに苦労している。タイヤのグリップが悪く、スライドして、1ラップをまとめるのが難しい、不可解な状況なんだ。難しい予選になると予想していたが、そのとおりだった。
低速でのパフォーマンスが大幅に不足していて、タイヤを適切なウインドウに入れることができなかった。それが主な問題で、予選において大きなマイナスになった。
今日はもっと良い結果を出したかったけれど、十分な進歩を果たせなかった。マックスはとても良いラップをまとめることができた。彼の方は、1ラップにおけるパフォーマンスを向上させることができたようだが、僕たちの側はそうではなかった。
明日のレースはかなり難しいものになるだろうが、1ラップペースよりレースペースの方がはるかに競争力が高いと思うので、ポジションを上げていけるはずだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
11/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/23(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |