F速

  • 会員登録
  • ログイン

FIAがF1ドライビング・ガイドラインを変更へ。フェルスタッペンの防御と審議委員の裁定にドライバーたちから批判噴出

2024年10月29日

 FIAは、F1アメリカGPでのランド・ノリスへのペナルティをめぐり大きな論争が巻き起こったことを受けて、F1ドライバーたちと協議を行い、その結果、F1のドライビング・スタンダート・ガイドラインを改訂することに同意した。


 アメリカGPでマクラーレンのノリスは、ターン12でレッドブルのマックス・フェルスタッペンを追い越そうとする際にコースを外れた後、フェルスタッペンの前でコースに復帰し、ポジションを維持したまま走り切った。ノリスはブレーキングの前まではフェルスタッペンの前に出かけていたが、フェルスタッペンがブレーキングを遅らせてエイペックスで前に出てコースオフ、アウト側にいたノリスもコース外を走ることになった。


 スチュワードは、エイペックスで前にいなかったノリスがコース外を走ってアドバンテージを維持したとして、5秒のタイムペナルティを出し、ノリスはフェルスタッペンの後ろの4位に降格された。

ランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のバトル
2024年F1第19戦アメリカGP ランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のバトル


 しかし、フェルスタッペンがディフェンスのなかでアウト側のノリスを押し出すように自身もコース外に出ていたため、過剰な防御により、結果的にアドバンテージを得たものの、ペナルティを科されなかったとして、物議を醸した。


 現在のドライビング・スタンダート・ガイドラインによると、コーナーのエイペックスに先に到達した方が優先される。多くのドライバーは、アウト側からオーバーテイクしようとするマシンに対するフェルスタッペンの過剰なディフェンスは、ガイドラインに示されたルールの抜け穴を利用したものだとして、問題視している。ディフェンスしているドライバーの方も、バトルのなかでコースオフした場合には何らかのペナルティを受けるべきであると、多くのドライバーは考えているのだ。

決勝スタート直後のランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のバトル
2024年F1第19戦アメリカGP 決勝スタート直後のランド・ノリス(マクラーレン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のバトル


 アメリカGPのこの一件を受けて、メキシコGPの金曜日のドライバーズブリーフィングで、FIAとドライバーたちの間で議論が行われた。その結果、FIAはガイドラインの改訂版を作成し、カタールGPでドライバーの承認を求める予定であると、『BBCスポーツ』が報じた。


 FIAのスポークスパーソンは、次のようにコメントした。


「ドライビング・スタンダード・ガイドラインを継続的に更新することに関し、全体的な約束がなされていた」


「ドライバーたちがレーシング・ガイドラインを要求し、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーションとともにその導入に同意したことを念頭に置き、ガイドラインをアップデートするたびに、ドライバーたちと協議を行っている」


「オースティンのような孤立したインシデントのためではなく、スチュワードの判断や決定に一貫性を持たせたいという願いにより、進化し続けるべきだというのが一般的な認識だ」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)
2024年F1第19戦アメリカGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号