F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

入賞を喜ぶローソン、復帰前は“錆びつき”を感じたと明かす「どれだけ準備をしてもマシンをドライブする準備はできない」

2024年10月23日

 RBのリアム・ローソンは、先週末のF1第19戦アメリカGPで自身の期待を超え、見事にポイントを獲得してF1への復帰を祝った。


 レッドブルの姉妹チームにダニエル・リカルドの後任として復帰した22歳のローソンは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での56周のレースで苦しい戦いを強いられ、VCARB 01に施された数々の変更によって複数のグリッドペナルティを科されて、最後尾からのスタートを余儀なくされた。


 スプリントフォーマットの週末であったことからフリー走行が限られていたため、ローソンはマシンに慣れる時間をほとんど持てなかった。しかし、ローソンは混乱のスタートを最大限に利用し、オープニングラップで6つもポジションを上げた。その後1ストップ戦略と、レース全体を通して安定したペースを発揮したことにより、ローソンはチームメイトである角田裕毅より5つ上の9位でフィニッシュした。


 ローソンはチェッカーフラッグを通過した後、「なんてことだ、どうやってやったんだろう?」とレースエンジニアのピエール・アムランと無線で話し、アムランは「君は速かった。だから我々はできたんだ」と答えた。


 その後『Sky Sports F1』に話すなかでローソンは、ポイント獲得に向けた素晴らしい走りの基礎を築いたのは好調なスタートだったと語った。


「スタートが一番重要だった。ファーストラップで4つか5つ順位を上げた」とローソンは説明した。


「正直に言うと、戦略的には最初はゆっくりやろうと思っていたが、すべてがうまくいってチャンスが開けた」

リアム・ローソン(RB)
2024年F1第19戦アメリカGP リアム・ローソン(RB)


 最近のF1での経験が不足しているにもかかわらず、ローソンは適切なタイミングで適切なポジションにつくことができた。そして1ストップ戦略を行い、レースが進むにつれて着実に順位を上げていった。


「その時点から、状態のよいタイヤで有利な位置にいるとわかっていたし、そのことが僕たちの力になった」


「今週末のハースはとても強かったと思う。トップ10からスタートできていたら、レースで彼らに勝つことができたかどうかわからない」


「スタートしたポジションを考えると、ポイント圏内でフィニッシュできたのは本当にクールだ」


 レースコンディションでは長い間F1マシンから遠ざかっており、「さびつき」があったことをローソン自身が認めていることを考慮すると、彼の結果はいっそう注目に値するものだった。


「確かにさびついていると感じた」とローソンは認めた。


「どれだけトレーニングや準備をしても、これらのマシンをドライブする準備はできない」


「正直なところ、この準備のために過去12カ月の間、これまで以上に肉体的に努力してきたが、テストも非常に限られていた」

リアム・ローソン(RB)
2024年F1第19戦アメリカGPスプリント リアム・ローソン(RB)


 予選に向けてフリー走行セッションが1回しかないため、ローソンはすぐにスピードを上げるのが難しかったことも認めた。


「難しかった。金曜日の戦いでは、フリー走行を1回行って予選に入った。自分が望むようにマシンをコーナーに進めるときに、完全な自信が持てないというのは、決していい気分ではない」


「大変だったが、週末を最後まで気持ちよく乗り切りたかったし、そうすることができたと思う」


 結局のところ、オースティンでのローソンのレースは、素晴らしいパフォーマンスが示されただけでなく、チャンスが訪れたときに彼がそれをつかむ能力を持っていることの証にもなった。逆境と準備不足にもかかわらず、彼はふたたび自分の才能がF1グリッドに名を連ねるに値することを証明した。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

10/19(土) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
10/20(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
10/21(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アメリカGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン354
2位ランド・ノリス297
3位シャルル・ルクレール275
4位オスカー・ピアストリ247
5位カルロス・サインツ215
6位ルイス・ハミルトン177
7位ジョージ・ラッセル167
8位セルジオ・ペレス150
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ29

チームランキング

※アメリカGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム544
2位オラクル・レッドブル・レーシング504
3位スクーデリア・フェラーリ496
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム344
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム38
7位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム36
8位ウイリアムズ・レーシング17
9位BWTアルピーヌF1チーム13
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd17 アゼルバイジャン&Rd18 シンガポールGP号