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ノリスが今季6度目のPP。フェルスタッペンは復調を証明も0.031秒届かず【予選レポート/F1第19戦】
2024年10月20日
現地時間10月19日、2024年F1第19戦アメリカGPの予選がサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が今季6度目/自身通算7度目のポールポジションを獲得した。
2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)が続いた。角田裕毅(RB)は11番手となった。
■Q1:復帰戦のローソンが3番手
18分間のQ1は現地時間17時、気温29度、路面温度39度、湿度40%という快晴のもとで開始された。
Q3に向けてタイヤを温存するべく、序盤はユーズドタイヤでコースインする車両も多いなか、残り10分というところで3周ユーズドのタイヤでフェルスタッペンが1分33秒690をマークし暫定首位に浮上する。
今年行われた路面再舗装の影響もあり、この時点で2023年にシャルル・ルクレール(フェラーリ)がマークしたポールポジションタイムの1分34秒723を上回る好タイムが記録された。
なお、その直後には新品タイヤを履いたピエール・ガスリー(アルピーヌ)が1分33秒550をマークし、フェルスタッペンを0.140秒上回る。それを見た上位チームも、2セット目には新品タイヤを投入し、ルクレールが1分33秒241を記録し、暫定首位の座を手にする。
一方、角田はファーストアタックで1分33秒974をマークするが、ターン12でトラックリミット違反を取られてタイム抹消に。角田は終盤に新品タイヤでの1アタックに勝負をかけることに。
Q1終盤、フェルスタッペンがラストアタックで1分33秒046をマークし、Q1をトップで終えた。0.195秒差の2番手にルクレール。そして0.293秒差の3番手に今回が約1年ぶりのF1復帰戦となったリアム・ローソン(RB)が続き、観客を驚かせた。
1チャンスの勝負となった角田は1分33秒795をマークし、11番手でQ2進出を決めた。ただ、チームメイトのローソンとは0.456秒差というタイム差となった。
Q1敗退は、16番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、17番手フランコ・コラピント(ウイリアムズ)、18番手バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、19番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、20番手周冠宇(キック・ザウバー)の5台。
ウイリアムズ勢とキック・ザウバー勢に加え、スプリントで6位入賞を果たしたハミルトンがまさかのQ1敗退を喫する展開となった。
■Q2:角田裕毅、0.032秒届かず
続く15分間のQ2。まずは1分33秒052をマークしたフェルスタッペンが暫定首位に浮上する。なお、このタイムは3周ユーズドのタイヤで記録されたものだ。
その直後、新品タイヤを履いたノリスが1分32秒851をマークし、暫定首位の座をフェルスタッペンから奪う。暫定3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続き、Q1で影を潜めていたマクラーレン勢が徐々に存在感を露わにする。
角田はQ2ファーストアタックから新品タイヤを履いて1分33秒654をマークする。なお、このQ2ではアタックの際に角田がトウを使えるように、パワーユニット(PU)の複数のエレメントを交換したためグリッド降格が決定しているローソンがアシストに徹する戦略が採られている。
Q2終盤、新品タイヤに履き替えたフェルスタッペンが1分32秒584をマーク。ノリスを0.267秒上回りトップにおどり出るとそのままQ2もトップで終えた。Q2の2番手にサインツ、3番手にノリスが続いた。
角田はQ2セカンドアタックで1分33秒506をマーク。ローソンの手助けも効果が出たのか、暫定9番手に浮上する。
しかし、ケビン・マグヌッセン(ハース)が10番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が9番手にタイムを上げて、最終的に角田はマグヌッセンから0.032秒差の11番手となり、惜しくもQ3進出とはならなかった。
以下、12番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、13番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、14番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、そして角田のサポートに徹したローソンはノータイムの15番手でQ2敗退となった。
■Q3:最終盤にまさかのクラッシュ
ポールポジションを決める最終Q3は12分間。まずは新品タイヤを履いたノリスが1分32秒330をマークし暫定首位に浮上する。
フェルスタッペンも新品タイヤで応戦。セクター1全体ベストを更新するが1分32秒361と、ノリスから0.031秒差の2番手に留まる。
ノリスか、フェルスタッペンか。それとも暫定3番手、4番手につけるフェラーリ勢か。ポールポジション争いは最後のアタックタイミングを迎えた。
各車最後のアタックに入るなか、フェルスタッペンとサインツがセクター1で24秒台という驚異のタイムを記録。その後のセクター2、セクター3をいかにまとめるかが注目となった。
しかし、そんな2台の前でアタックに入っていたラッセルがターン19でクラッシュ。これで最終セクター3はイエローフラッグが振られることになり、フェルスタッペン、サインツ以下各車はアタックを止めるしかなかった。
これでノリスが今季6度目/自身通算7度目のポールポジションを獲得。2番手フェルスタッペン、3番手サインツという結果となった。
以下、4番手ルクレール、5番手ピアストリ、6番手ラッセル、7番手ガスリー、8番手アロンソ、9番手マグヌッセン。そして10番手にトラックリミット違反によりタイム抹消となっていたペレスが続いた。
2024年F1第19戦アメリカGP、56周の決勝は日本時間21日4時(現地時間20日14時)にスタートが切られる予定だ。
(autosport web)
11/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/23(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |