チーム・マクラーレン・メルセデスは、今週末のカナダＧＰで、これまでの流れが好転することを願っている。

　デイビッド・クルサードは、カナダＧＰの開催地の雰囲気が大好きだという。ニュルブルクリンクではリタイアという不満の残る結果に終わった彼だが、なんとかこの地でチームの状況を好転させたいと考えている。
「モントリオールでのレースは、素晴らしい雰囲気の中で行われるんだ。大好きなイベントのひとつだよ。ドライビングが楽しいコースだし、ガードレールがすごく近くてタイトなセクションもある」
「でも、ジル・ビルヌーブ・サーキットは、低速サーキットではない。バックストレートでは３２０ｋｍ／ｈも出て、カレンダーの中でもスピードが出るサーキットだ。あと、通常サーキットとして使われていないので、路面はダーティーだね。だから金曜日はグリップが低く、時間がたつにつれてコンディションがよくなっていく」
　前戦ヨーロッパＧＰで予選４位を獲得したキミ・ライコネンは、この週末もこの調子をキープしたいと願っている。
「このコースは大部分が高速だ。ロングストレートや高速コーナーがあって、間に低速コーナーやシケインがある。カナダではダウンフォースはミディアムに設定する。またニュルブルクリンクみたいに予選でいいポジションを取って、レースへの足固めができればいいね」
「ヨーロッパＧＰが終わってから、シルバーストンでＭＰ４−１９Ｂのテストをして、約１，０００ｋｍ走りこんだ。とても有意義なテストができたよ。アメリカＧＰの後にまた開発作業を進めるのが楽しみだ」

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